天草だより(おしらせBLOG) > 旅・ニセコ 知床 小笠原 九州島

『三風四雨、早春漕海』      【五】 自然歩道を歩く。


037
6時起床。
朝凪ぐ。海は凪いでいるが雲は空を飛ぶように南へ向かう。
天気も良いので停滞を決めた。
 なにひとつ乾いた装備はないので、干し物には良い。

 広大な松林の中の自然歩道を戸崎鼻まで歩く。
白砂青松とはこのことか。

すばらしいトレールが3キロほど続く。棘がある木が多い。
グミも多かった。古い島津の紋章のある神社や、人の手が入ったお墓。

 

»Read More

『三風四雨、早春漕海』  番外編 


006
 行動食は冬の間に作っておいた約40個の自家製干し柿と
友人からいただいた金柑を一袋。

ジップロックに一日分を入れてデッキバッグに入れておきます。
タネをとばしながら漕ぎました。
干し柿は5個/1日、金柑は一掴み。

 両方とも栄養価があり、保存食としておいしくて長持ちします。
ゴミが出ないのもすばらしい。

»Read More

『三風四雨、早春漕海』  番外編 1


102
小笠原で買ったギョサンとウミガメのミイラ。

今回、旅の中では生き物にあうことは少なかった。
ウミウとミサゴとカツオドリくらいでした。

 テントサイトのそばに小さな海亀の死骸がありました。
開聞の長崎鼻の浜です。

 去年は天草の海では海亀を見かけませんでした。
潮が早くて透明度の高いところで良く見かけます。

 良い潮が入ってくるときはよく見かけるのですが。
昨年は秋になってから良い潮が入ってきていました。

『三風四雨、早春漕海』      【四】 川内原発


024
『許可なく入港を禁ず』 川内原子力発電所。港の入り口にて。

 待ち焦がれた北西の風が吹き、昼前から波頭が少し白くなる。
追い風に乗って進む。
 この日、デジカメのバッテリーがなくなる。

 朝凪の海へ出発後、
原子力発電所そばの果てしない堤防『一文字』に沿って漕ぐ。
川内川の河口に沿って延々と続いている。
沖では見張りの船が霧の中に。

 異常に暖かい海水。淡水なのか重い水。横殴りの雨。
川の河口が起こす独特の波。 易しいフェリーグライド。



 

»Read More

『三風四雨、早春漕海』  番外編


 113
佐田岬を回って小さな港町に上がる。
簡単な買い物と手でもてないくらい熱い缶コーヒーを飲む。
 缶コーヒーが百円で買えなくなったのはいつからだろう。

『今、旅をしてる』という実感が沸いてくる。
学生の時のように時間的な自由はなくなったけれど、
旅の中の自分を発見する喜びにひたる。
 が、あまりの寒さで走って身体を温める。



»Read More

『三風四雨、早春漕海』      【三】阿久根へ


014
脇本サンセットビーチから唐浜海水浴場へ。

べた凪できりがうっすらかかる暖かい海に漕ぎ出す。
じきに南西の強風と雨に叩かれながら南下することに。
 早春の天気は変りやすい。

»Read More

岸良のおばあちゃん、ありがとう。


209
炭火で焼きたてのサツマイモをいただきました。
おいしかったです。

 年とってから、おじいちゃんとおばあちゃんのような生活がしたいです。
 山から水を引いて、薪をかりお風呂を沸かす。
天気の良い日は畑を耕す。

 天草はシラウオが出始めました。
酢醤油で踊り食いする旬の魚です。
田んぼに水が張られて、蛙がちいさく鳴いてます。

今日は池の金魚がはじめておよぎはじめました。

»Read More

2006 春 旅の行程表 南へ2/13-3/5(延長は3/11まで) 21日間


086
こちらは旅のおおまかな行程表です。
家族や友人に送ったものです。

 実際には志布志までもいけませんでしたが、
計画書をだすことで、カヤックを知らない人たちは安心します。
 海では予定通りにならないこともきちんと伝えます。

スケジュール 一日30キロ前後進む。4~3日に1日休むつもりのペースで。 

 21日間/志布志湾まで300キロ/大分まで約600キロ
距離は全ておおよそのもの

 

»Read More

『三風四雨、早春漕海』      【二】サラバ不知火海


010
黒の瀬戸を抜けて吹き上げ浜方面へ南下する。サラバ不知火海。
午前の満潮から転潮時をへて、東シナ海へ下る。
透明度はすばらしい。ダム建設が始まる前の川辺川のようだ。

»Read More

『三風四雨、早春漕海』      【一】 出発の朝


001
本渡~長島海峡~伊唐島~長島

出発の朝は厳しく冷え込み、何もかも凍てついた。
放射冷却だ。天気は良いに決まっている。

 事務所のそばの佐伊津漁港から出艇。
この時期、こんなすばらしい凪の日は月に1回あるかないか。
百も承知だが、2月から3月は年で一番気象条件が厳しい。

 その代わりに、日に日に春の訪れを感じることができる。


»Read More