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『三風四雨、早春漕海』  番外編


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佐田岬を回って小さな港町に上がる。
簡単な買い物と手でもてないくらい熱い缶コーヒーを飲む。
 缶コーヒーが百円で買えなくなったのはいつからだろう。

『今、旅をしてる』という実感が沸いてくる。
学生の時のように時間的な自由はなくなったけれど、
旅の中の自分を発見する喜びにひたる。
 が、あまりの寒さで走って身体を温める。





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横断前の長崎鼻でのキャンプ地。
テントと食料があればどこでもキャンプできます。
シーカヤックがフリーダムマシーンといわれる理由はここにもある。

 浜から浜へ、岬から湾へ、まるで縦走登山。
ピークを踏むかわりに、険しい岬や優しくて美しい海を越える。
登山に似ているのはこのあたりかもしれない。

 自由な旅をしたいという欲求は誰にでもある。
シーカヤッキングはそれに答えてくれる。
だから、10数年もカヤックと付き合っているのかもしれない。
翌日の横断と佐田岬越えに備えてここに上陸。
 早朝にさくっと回る計画。

太平洋岸にでてから日向灘では、向かい風との耐久レースが待っている。

 冬場の豊後水道は終わらない北東風。
風とともに往けるのはここまで。

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