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豊予海峡(速吸の瀬戸) 太平洋と瀬戸内海の境 


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大分県の佐賀関から高島をへて佐田岬。愛媛県へ。

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セイフティーカヤッキングのために。


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 関東エリアで漕ぐ時に利用すると便利な情報の一つ。
船舶気象通報。iモードでもテレホンサービスもあり、
無線機を買わなくても、手軽にいつでも利用できます。

 家を出るときと、出艇前、お昼のあとに確認する癖をつけておくと、
同じエリアで3年くらい続ければ、
『実際の現場/海の表情』と『観天望気』と『自分のカン』とが
連動できて、予測の精度が確実に上がってきます。

メリットとしては、

・風裏はどこにできるか?
・伊豆大島で吹き始めてから三浦半島に到達するのにどのくらい時間がかかるか?
・このくらいの風ではどんな海になるか?
・季節によるおおよその風向き
・季節による吹く強さと期間/日数の目安
・天気図と連動した風向・風速
・『ナライ・オオニシ・三風四雨』などの漁師言葉を
より深く理解できます。

などがあげられます。

 『これはヤバイ』 『あとどのくらい海況が持つ』という
カンも研ぎ澄まされてきます。

 九州にもあるのですが、計測地点が少ないのがネックです。
本気で利用したければ、紙に書いて記録をとることをお勧めします。
気象庁のアメダスとの時間差、場所の違いなども興味深い。
 また、観測地点の灯台に足を運んでみることをお勧めします。
 現地に行って自分の目で確認することによって、
意外な事実に驚かされます。

 下田海上保安部船舶気象通報
http://www.kaiho.mlit.go.jp/03kanku/shimoda/kisyou/
2005/12/12/16:26 月曜日

各観測所の気象詳細は以下の順。

・舞阪灯台 ・御前埼灯台 ・石廊埼灯台

・神子元島灯台 ・神津島灯台 ・伊豆大島灯台

 この気象情報は、電話又はFAXでも提供しています。

・テレホンサービス 0558-27-3177

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風と技術習得  ~日記からひとつかみ~


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写真 いよいよシーズン タイダルラピッド・トレーニング 若宮

『本州のカヤッカーは技術的にうまいが、それだけに
風が吹いてる時の危険性について認識が甘いのではないか?
技術習得ばかりに目が行っているのではないか?』

 昔のノートを読み返していて、
2001年の伊豆のシーカヤックアカデミーで初めてお会いした、
新谷暁生さんとの浜での立ち話を思い出した。
本州だけではない、どこでもある話だと九州に帰ってから思う。

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バックカントリースキーの世界から。 1997 立山連峰にて


1997
 1997年の五月。数シーズンしっかりスキー場で練習をつんだ
僕は残雪の立山連峰を目指した。九州から憧れの雪山は
時間的にも経済的にも遠かった。

いつだったか、積雪が多い年があって、入山中に一度開いた山小屋が閉鎖された年もあった。

 数年かけて夏と秋と立山から黒部の山にかよい、
地形や高山独特の雰囲気をつかんでから遊びにいった。
その間、先輩について山陰の伯耆大山、阿蘇で冬山登山の基本を身につけた。
 その後は冬季の登攀に行くようになり、冬の剱岳を先輩に連れられて登らせてもらった。
とても冬の壁を自由に登るレベルではなかったからです。
 今でも東大谷の高度感を思い出す。
立山縦走して剣沢で1泊、
A1ノーマルルートからピークを踏み、馬場島へ下山。
2日間の縦走登山でした。

 
 

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スタッフトレーニング          2005/07/27撮影


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湯島の海水浴場にて。背景は三角岳方面。

 新しく来たミストラルに身体を慣らすため漕ぎに出ました。
ちょっと乗っただけではそのカヤックのよさは分からないし、
引き出せないものです。

今回はナビゲーションを意識して漕ぎました。
基本は自分の位置を知ることです。
 海/地図とシルバコンパスを用意して、地図上にコースを書き込み、
あらかじめ目標物や稜線の形を想像しながら準備します。
 後は実際に自分の近くの海で地図を見ながら漕いでみてください。
冬からナビゲーション講習スタート予定です。
 

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ダンとボニー。レインフォレスト・カヤック・アドベンチャーズ


ボニー 
カナダのBC州。バンクーバー島の太平洋に面した、
美しく静かな港町トフィーノ。彼らが主催する
レインフォレスト・カヤック・アドベンチャーズはそこに事務所がある。

 ダンとボニーは二人で、近くの島に住んでいる。
島には水道も電気もきていないが、
全く問題はないらしい。以前ツーリングで小さな島の近くを通った時、
ボニーがこっそりと『ケンジ、私たちあの島に住んでいるの』と教えてくれた。

 彼らはトフィーノの事務所までカヤックで通勤している。
一度、ロングビーチのレストランで皆で食事した後、
ダンとボニーが真っ暗闇の海に漕ぎ出して
帰っていく様子を見送ったことがあるが、
彼らはごく普通にかえっていった。

 二人の姿をみてなんだかすごいなあと思うが、
考えてみれば彼らにとっては自然なことだ。
 ただ、それと同じまねは今の僕にはできないけれど。
近い将来それくらい自分のフィールドを身近なものにしたいと
思った。そう思うと自分の経験やフィールドに対する理解は
いつになっても不足していて、
満たされないなあということに気づかされる。

 http://www.rainforestkayak.com/

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南西の風の日 ~ある日のスクール~


 三浦半島時代のかなり前の日記から拾い書き。その2

 富士山が真っ白だ。伊豆大島さえ山腹が白い。
丹沢の山々も。
今朝は車の窓が内側から凍り付いて驚いた。
ドアの内側も凍り付いていた。九州ではないだろう。

 今年は春の訪れが2週間早くて、冬も2週間早い。
最近海が荒れてくるのが感じられるようになった。
冬は西風の季節だ。

 海がきらきらと輝き、海面が午前中からざわめく。
表現がし辛いが。荒れた海面は黄金色に光りをかえす。
 シーカヤックアカデミーでお会いした、
知床半島のガイドの新谷さんは風の舌が見えると言う。
強い風の先端がむかってくることだろうか。

 南西の空は妙に雲の群れの間隔が広く、
晴天の空間がひろがる。そんな時だ。



 

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宮崎下見ドライブ


ミヤザキ1
 延岡市を流れる北川の河口。
良い波が立っていてたまらない。相当長く乗れます。
プットインの場所をマピヨンでさがそう。
サーフトリップに行きたいですね。

 この日は大分市を早朝7:35に出て、三重町うなしん前8:16
北川町の曽立に9:00直海の漁港に10:28についた。
 おおま、すみえ、しもあそ、ふるえ、などをめぐり延岡14:00。
日之影町14:50通過。馬見原15:30通過、緑川ダム経由
宇土17:09、天草本渡市19:00到着。
2日間で600キロの下道のんびりドライブ。

 宮崎は暖かく、窓全開でドライブした。阿蘇は雪だったのに
この差はどうだろう。デジカメはなかったがあきらめがついた。
独立祝いのカメラだったので納得がいかず、
探しに行ってしまった。

 来月の連休は『島の浦島』をメインにツアー予定。
小川は上流部で悲惨な工事があり、しばらくお勧めできない。
早く工事が終わり、もとの川相になってほしい。

『遠征の初日にわかること』  ~ある冬の日の記録から~


  2002.12.17 (火)
その日の予報 北後、南西の風夕方まで強く、
波の高さ3メートル後2メートル
最大風速15メートル、後11メートル。
雷強風波浪注意報。一時的に冬型の気圧配置。

 こんな日は出艇できる人も場所もが限られる。
強いオフショアのため、柴田さん(アルガフォレスト代表・
詳しくは『カヤック海を旅する本』最新号をご覧ください)
は真鶴から三浦半島への横断を中止した。
 かわりにパタゴニアのスタッフTHと3人で半島の先端にある毘沙門へ移動。
半島の先端の城ヶ島を巡って芦名まで追い波を楽しもうという遊びだ。
THのニヤックを艇庫まで取りに行くのが面倒だったので、
ラックに積んである不知火Ⅱ2艇、ショアライン・フェーゴを使う。

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海藻の森 富岡 巴崎から


 海藻が多くある場所には小魚がたくさんいます。
それらをえさにするより多くの生き物が存在しています。
 ほんの10年前までこの海は海藻で満ち溢れていましたが、
年々それが減少しています。
 今年は台風で藻場があれて、小魚がいなくなったと
釣りの人もいっています。磯で夜バケツに海水を汲むと
たくさんの小魚が入るのに、今年ははいらないそうです。

カイソウノモリ
 ときどきふとももサイズのコウイカが海中を飛んでいったり、
大人の腕くらいの黒いオニカマスが跳ねたりします。
砂地にはぼらの群れが回遊しています。