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初心者スクール&進水式  あまくさ松島五橋から


シンスイシキ
 懐かしのホテル真珠荘裏から4・5号橋をめぐる。
今日はあいにくの天気でしたが、進水式でした。
 デッキにスパークリングワインをまき、
航海の無事と幸運を祈ります。
 *まきすぎると飲む分がなくなります。お好きな酒類でどうぞ。

 予報通り、場所によって風が強かったので
10キロのMSRドロメダリーバッグを
コックピットの中に入れて漕ぎました。シンプルだけど
一番効果があります。

 ハッチにバラスト(おもし)を入れる場合は絶対に動かないように
パッキングします。特にサードハッチに入れる時は注意。
砂を用いる時は絶対に破れない袋に入れます。

ゴキョウ
五号橋をくぐり島めぐり。
強風を避けて暖かい雨のなかでした。
 次回はTXレスキューなどを予定しています。




インストラクション 2  腰のひねりについて


コシノヒネリ
 いくつかの方法はありますが
カヤックと一体感があるかどうかは、
この動きができるかどうかでチェックできます。
海でも川でも共通の動きなのでやってみてください。
 10年くらい前からリバーカヤックのスクールで
行っていた動きですから。

 ロール講習や初めてのスクールでも行います。
相手のカヤックのバウを掴み自艇のバウ・スターンを相手の
コックピットの横あたりにぶつけます。(気持ち)

 手の構え方、両足、膝の使い方、上半身の向き、
いろんな動きが凝縮されています。
 レスキューの時にも使う動きなので、
やったことのないかたは積極的にやってみてください。

 ちなみにこのT字の状態で相手をひっくり返す
『ブレイス・ゲーム』もできます。
 初心者スクールを経て、ベーステクニック、
レスキューの講習などで、それぞれに応じて
いろいろ遊びながら、楽しくやっています。




  

スクールの内容について。


スクール
 スクールの存在をもっと知ってほしいので内容の一部を
少しずつご案内します。

 ただし、写真を見るだけでは正しい練習法はわかりません。
 人により勘違いもあるようです。 
古いやりかたで覚えている方を九州では見かけます。
インストラクションも進化しています。
お近くのシーカヤック専門のスクールにぜひ参加してみてください。

 スクールを知らない方には新たに知って欲しいので、
まじめな練習から遊びの練習まで交えながら
紹介していきます。 WEBや本で見たり読むだけでは個人の
受け取り方に左右されます。
 スクールでも見ただけでできる人はかなりセンスがある人です。

 スクールの必要性を認知してもらうには
時間がかかるでしょう。
 これは安全なシーカヤックの普及には
時間がかかるということです。
  
 私もまだまだ研究中です。



 

 

インストラクションより


チンダツ
photo by T.ban

 早春のある日、沈脱の練習。
ひっくり返ってカヤックから脱出することだ。
ちょうどこの練習をやろうとした時、
空から白いふわふわしたものが無数に降ってきた。

 今年はなかなか春がはっきりしない。
牛深の桜もまだ堅いつぼみ。(3/25調べ)
 とにかく天気がよくならないと咲き始めない。
かわりにスミレと野イチゴの花が見ごろ。

 


 

スクール  下浦少年柔道場下   曇りのち快晴


シモウラ
 この日のメニューはフォワードストローク、
片側でスイープのみの前進、ドローストロークなど。
テクニック云々ではなく、まず、パドルで前に進むことになれる
一日でした。

 


 

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羊角湾 初心者スクール EAT730へ


EAT730
photo by S.satou

 今日で2月も終わりです。明日から3月。
待ちに待った春のシーカヤックシーズンに入ります。



 

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タイダルラピッド 2


タイダル3
 時々、事務所から車で10分の早崎の瀬戸で遊んでいます。
若宮ラピッドと勝手に名づけました。潮流での講習もスタートしました。
 小心者の僕には下流からみた有明海側は海が盛り上がって見えます。
中潮や大潮の満潮いっぱいから、本渡市の平均水面を
割る時間までの波がよさそうです。

 流れのスピードは強弱のリズムがあり、波は変幻自在です。
最大時は腰ぐらいから腹くらいのサイズの波が見渡す限りに広がります。
大潮の瀬に初めて入った日は有明海の北東風が起こすうねりもあり、
久々に本気ブレイスをするぐらいでした。

 天草の海は太平洋側に比べてうねりがなく、かなり穏やかです。
島に移住してからカヤックの練習をする場所がないと思っていましたが、
海は海です。上達したと思っていても、課題は探せば出てくるものです。
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 このラピッドの下流約1キロに鬼池港があります。
カーフェリーの航路があり、30分おきくらいに行きかいます。
 実際に流されてみると7分くらいでかなり航路に
接近することがわかりました。

 仮に大潮時・下げ潮流・最大4ノット/時の場合、
7.416m/60分、つまり123m/1分間流されることになる。
両港同時出発なのでフェリーに注意が必要です。
(この付近は海図上では下げ潮流4.5~5.2kn)

 漁船やクルーザーもかなり近くを通っていきます。
イルカも鬼池港までやってくるので、ボートにも注意が必要です。

 カヤッカーに良い遊び場は漁師さんには良い漁場です。
遊びすぎて周りが見えないなんてことにならぬよう注意しましょう。

座学 陸上でのインストラクション。


 秋に九十九島でクラブ向けの講習を依頼されました。
内容は牽引についてのようです。
グループでトウイングするさいの注意事項を図に書いています。
トウイングについては別の機会におはなししたいと
思います。
 買って持っているだけでは、いざという時に
使えません。またある程度のリスクをはらんでいます。
 カヤックそのものと一緒でリスクを理解して
使わなくてはならないものは、世の中にたくさんあります。

 たとえばスピードは速いが不安定なカヤックだったり、
重いけれどとても明るいライトだったりします。

 実際に練習してみましょう。風があるときに引くと
いろいろ考えさせられるものです。
 ひとつひとつ、海が教えてくれます。

ザガク

十海里トレーニング ~少し吹き始めた通詞島の沖を行く。


 通詞島沖でイルカを追い詰める。
十海里≒約20キロの潮流とサーフィンのトレーニング
ご褒美はイルカとの遭遇。
 男女年齢関係なく、これくらい漕げたら、
皆イルカと追いかけっこできるのに。

 趣味とはいえ、何事も途中でやめることなく続けるのは
難しいのだろうか。あきらめないで練習を積み重ねた人だけが
見ることができる世界、踏み込める世界が
ここにある。誰でも簡単にできるシーカヤックだけど、
奥は深い。

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四季咲岬で初心者スクール


  カヤックは乗っているけれどスクールにはいったことが
ない方はとても多いです。今まで九州に無かったわけでは
ないけれど、ほとんどの方がそうみたい。
 三浦にいた頃は、関西や九州から習いに来ていた人も
いました。出張や帰省のおりに寄られたようです。
シキサキ100
参加者の多くが女性なのは山の世界と通じるものがあります。
シキサキ200
四季咲き岬直下の流れるブーマー地帯。
潮が読めないと苦労するかも。力がなければ、
弱点をついたルートファインディングが必要。