タイダルラピッド 2
- Category: スクールレポート 気象/潮汐/ログ
- 2005年02月21日

時々、事務所から車で10分の早崎の瀬戸で遊んでいます。
若宮ラピッドと勝手に名づけました。潮流での講習もスタートしました。
小心者の僕には下流からみた有明海側は海が盛り上がって見えます。
中潮や大潮の満潮いっぱいから、本渡市の平均水面を
割る時間までの波がよさそうです。
流れのスピードは強弱のリズムがあり、波は変幻自在です。
最大時は腰ぐらいから腹くらいのサイズの波が見渡す限りに広がります。
大潮の瀬に初めて入った日は有明海の北東風が起こすうねりもあり、
久々に本気ブレイスをするぐらいでした。
天草の海は太平洋側に比べてうねりがなく、かなり穏やかです。
島に移住してからカヤックの練習をする場所がないと思っていましたが、
海は海です。上達したと思っていても、課題は探せば出てくるものです。

このラピッドの下流約1キロに鬼池港があります。
カーフェリーの航路があり、30分おきくらいに行きかいます。
実際に流されてみると7分くらいでかなり航路に
接近することがわかりました。
仮に大潮時・下げ潮流・最大4ノット/時の場合、
7.416m/60分、つまり123m/1分間流されることになる。
両港同時出発なのでフェリーに注意が必要です。
(この付近は海図上では下げ潮流4.5~5.2kn)
漁船やクルーザーもかなり近くを通っていきます。
イルカも鬼池港までやってくるので、ボートにも注意が必要です。
カヤッカーに良い遊び場は漁師さんには良い漁場です。
遊びすぎて周りが見えないなんてことにならぬよう注意しましょう。