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バッカニア 長島海峡縦断ツアーより


バッカニア
photo by S.satou
バッカニア。特徴あるハードチャインのフォルム。
大容量の荷物を高速で快適に運ぶ時に活躍する。
 仕事の効率上、ポーラーでは容量が中途半端になるので、
このカヤックを選ぶ。ある意味、用途が限られるが、
一つに秀でたカヤックはなんにでも対応できる。

 高速巡航と大容量、長さを感じさせない取りまわしの良さ。
空荷では全く分からないが、過積載時の動きのよさはすばらしい。
荷物を積んで長距離移動をする人でないと気がつかないだろう。
追い波での連続のサーフィン性能は述べるまでもない。

 カヤックの傾きを制御できる人には
そのポテンシャルを引き出すことができる。
全ては乗り手の遊び心とスキルしだい。

 *積み込みすぎて一人でもてないこともある。
波を乗りつなぐ時のエッジの切り返しが
スムースで追い波の中で
とても操作しやすいカヤックです。

またまたパドルリーシュ


リーシュ1
シーシュ2
 上はバンクーバーのMECで7ドルで買ったリーシュ。
下はおなじみのもの。
 見ればみるほど自分でも作れそうな簡単な構造です。
上はカリプソのデッキ。
下はバッカニアのデッキ。左のリセスされた部分は
ヘンダースンのデッキ・ポンプが設置されるくぼみ。右側は
デッキ・コンパスが位置する。

アオサの季節 (2004/02/13撮影)


 潮が引いてアオサ網が海上に姿を現す。
でもこの鉄杭がカヤッカーにとって上陸をはばむ
厄介な障害物になる。なぜか、ノルマンディー上陸作戦を
思い出しました。何の映画だっけ?トム・ハンクスが出てたような。

アオサ
アオサ2
 崎津天主堂の路地で乾燥して粉末になったアオノリを
二袋¥500で買ってきました。
一つは熊本の友人にお土産に。

タイダルラピッド 2


タイダル3
 時々、事務所から車で10分の早崎の瀬戸で遊んでいます。
若宮ラピッドと勝手に名づけました。潮流での講習もスタートしました。
 小心者の僕には下流からみた有明海側は海が盛り上がって見えます。
中潮や大潮の満潮いっぱいから、本渡市の平均水面を
割る時間までの波がよさそうです。

 流れのスピードは強弱のリズムがあり、波は変幻自在です。
最大時は腰ぐらいから腹くらいのサイズの波が見渡す限りに広がります。
大潮の瀬に初めて入った日は有明海の北東風が起こすうねりもあり、
久々に本気ブレイスをするぐらいでした。

 天草の海は太平洋側に比べてうねりがなく、かなり穏やかです。
島に移住してからカヤックの練習をする場所がないと思っていましたが、
海は海です。上達したと思っていても、課題は探せば出てくるものです。
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 このラピッドの下流約1キロに鬼池港があります。
カーフェリーの航路があり、30分おきくらいに行きかいます。
 実際に流されてみると7分くらいでかなり航路に
接近することがわかりました。

 仮に大潮時・下げ潮流・最大4ノット/時の場合、
7.416m/60分、つまり123m/1分間流されることになる。
両港同時出発なのでフェリーに注意が必要です。
(この付近は海図上では下げ潮流4.5~5.2kn)

 漁船やクルーザーもかなり近くを通っていきます。
イルカも鬼池港までやってくるので、ボートにも注意が必要です。

 カヤッカーに良い遊び場は漁師さんには良い漁場です。
遊びすぎて周りが見えないなんてことにならぬよう注意しましょう。

カヌー皿 高浜の寿釜窯にて。 天草町


ジュホウガマ
大きいサイズもあります。
 窯元めぐりも意外な発見がありますね。
グラタンとかシチューかな。
℡:0969-42-1114(天草町・高浜焼 寿芳窯)

 このお店の横にある上田家の建物は必見。
古い建築物好きにはたまらない。
庭のつくり、障子、窓の桟。門構え。古い竈。井戸。
どれも印象に残ります。
 カヤッカーの結婚式の引き出物にどうだろう。


 

高浜の上田家の庭で。


ハナ
日に日に気温が上がり、春めく。ぼけの花だっけ?
沈丁花のつぼみもじわりとふくらみ始めてる。

 お昼になるとウグイスが鳴いている。
 朝もえのきの大木のてっぺんで、
高らかに鳴いている鳥は一体?
 三浦半島の宮川湾をみおろす風車の丘でよく聞いた声だ。
初夏の草原にいる鳥だ。

 二十四節気の一つ、『雨水』。雪や氷が雨となり降るようになる。
草木が芽生え始める頃の意。

日没


ニチボツ
 さつき浦の日没。
多分秋くらいだと思います。

 夏の間、毎日、太陽の高さを目測で測っていたら、
随分正確に時間がわかるようになりました。
おおよそ5分前後の誤差くらいです。
 時計なんて要らないとおもっても、
お客さんがいる時はそうも行かないものです。

 今年もやってみよう。
アルガフォレスト時代よりも海に出る回数が減っていて、
目利きの経験を積むのが難しい。
もっと海に。

 
 
 

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海の上は右側通行(例外もあり)


カイジョウ
ハマジンチョウの花見帰りに富岡港のともえ崎を回り込む。
フェリーが廃止されてから、港がちょっと寂しくなった。
 

『遠征の初日にわかること』  ~ある冬の日の記録から~


  2002.12.17 (火)
その日の予報 北後、南西の風夕方まで強く、
波の高さ3メートル後2メートル
最大風速15メートル、後11メートル。
雷強風波浪注意報。一時的に冬型の気圧配置。

 こんな日は出艇できる人も場所もが限られる。
強いオフショアのため、柴田さん(アルガフォレスト代表・
詳しくは『カヤック海を旅する本』最新号をご覧ください)
は真鶴から三浦半島への横断を中止した。
 かわりにパタゴニアのスタッフTHと3人で半島の先端にある毘沙門へ移動。
半島の先端の城ヶ島を巡って芦名まで追い波を楽しもうという遊びだ。
THのニヤックを艇庫まで取りに行くのが面倒だったので、
ラックに積んである不知火Ⅱ2艇、ショアライン・フェーゴを使う。

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2月の天草ツアー ~イルカの島をめぐる海旅~


FEB 1
 11日から14日にかけてのツアーは初日、
通詞島でのイルカ狩りからスタート。この日は午前中の
SNA便が40分遅れだったが、3時には出艇できた。
 高速道路は半額キャンペーン(?)で¥350と安かった。

 皆様、関東から遠路はるばるお越しくださいまして、
ありがとうございます。

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