西海岸でW艇の講習。春だ。羊角湾。
- Category: スクールレポート 気象/潮汐/ログ
- 2006年03月24日

あいにくの海況でちゃんぽんを食べにいってしまいました。
午前・北西 午後・西より
満潮 お昼前。帰りは連れ潮
湾口のうねり 北西より1.5~1M 沖は小ウサギ飛ぶ。
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・今日やったこと。
*W艇セルフレスキュー/パドルフロートレスキュー/排水
**ビルジポンプでのポンピングのこつ。
肩から腕全体ではなく、肘から手の動きでポンピング。
腕相撲のように動かします。
お察しの通り、腕全体の筋肉を使うとすぐに、力尽きます。
最初のうちポンプはどちらかのコーミングに斜めに押し当てて、動かないようにすると
さらに作業が楽になります。
*コックピットを満水にして漕ぐといかに不安定になるか体験。
*フォワードストローク 手首の注意点。身体のひねりで漕ぐ。
*W艇のライン取り。追い波サーフィン。ラダーの使い方。
*潮流の中のサーフィン。フェリーグライド、注意点。
*港の横断。船舶への注意。
*バウ/スターマンのそれぞれの役割。
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次回はW艇でのベーシックテクニックを一通りやります。
ウォーターフィールドカヤックスの『シースポツイン』の
ポテンシャルを引き出します。

「専門天気図のTOP」へのリンク *
今回HBCさんの御好意により、許可を得て天気図画像を使用しています。
『弊社webコンテンツにより、自然災害による被害者が
少なくなれば…と思います。』とメッセージをいただいています。
http://www.hbc.co.jp/pro-weather/
HBC専門天気図提供:実況天気図アーカイブより抜粋。
「気象庁発表(HBC専門天気図より)」
> 九州沿岸大荒れの予報ですが、末光さんはどうお考えですか?
これの回答です。
天気図/予報から考えたことは、北西の風が強く吹くが、それほどではない。
うねりは午後にはちいさくなる。
*こんな時、山では気象遭難がおきやすい状況で前日から心配した。
オールラウンドな登山/バックカントリースキーの経験があれば、
山と海の気象を創造力を使ってリンクできる(はずすこともあるが。)
低気圧のスピードが時速50キロと速く、荒れるのも早いが、収まるのも早いこと。(九州の西海岸)
この低気圧は12時間で600キロ以上西へ移動する。
衛星写真から間違いなく快晴になる。(次の高気圧が来ている)
とはいえ、結局は現場に行かなくては分かりません。
羊角湾を択んだのは、初めての場所でうねりを体験してもらうこと、。
*しかし、実際はすでに収まっていて、期待するほど大きくなかった。
中潮で干満の差による潮流を体験してもらうこと
一見穏やかな湾内でも干満の差があるので潮流が発生します。
(湾の中が常に安全ではない、湾の中央は東、西風の通り道になる)
その中での操船技術と二人艇のポテンシャルを認識してもらうこと。
おいしいチャンポンを食べること。(できれば昼寝+目覚めのコーヒー)
といったことでしょうか。