天草だより(おしらせBLOG) > 旅・ニセコ 知床 小笠原 九州島

ニセコなだれ情報  Niseko Avalanche Information


2018.01.03 Wednesday

author : ニセコ雪崩調査所

ニセコなだれ情報 第31号 Niseko Avalanche Info No.31



山麓6時-7度降雪わずか静穏、モイワ800m-7.6度北北西2.5m/s夜半ふきだまり発達、降雪わずか静穏、アンヌプリ1150m-14度北東微風降雪わずか、風下にふきだまり30cm、ヒラフ稜線-13度風弱く降雪20cmふきだまりわずか、日本海弁慶岬南南東2m/s、神威岬西3m/s気圧1007hPa波高1.0m、



日本海の小低気圧が気圧の急な傾きを抑えおだやか、寒い。朝までの降雪はわずか、標高600m以下の積雪表面は放射冷却による表面霜ができている。昨夜までの風雪で標高800m以上風下側にふきだまりがゆっくりと発達、場所により30cm程度の雪が入り斜面はリセットされている。降雪推移から1月2-3日層が作られ次の降雪下で雪崩発生面となる見込み。



観察と試験、各データの推移から全体の雪崩リスクは低い。各山頂ゲートは朝から開けられる見込み。天気は変わりやすい。早めの行動を。各所に亀裂が出来始めている。亀裂は斜面緊張の解放によるものですぐに雪崩れるわけではないが亀裂斜面の下で休んではならない。



滑走はフォールラインを。ノールや急斜面のトラバースをしてはならない。時に雪崩の引き金となる。谷底には人がいることを思い出すこと。



バックボウル側壁は東の暖かな風雪で一部が硬く雪板化している。滑走刺激で薄いスラブ雪崩を起こす可能性があるので安易に滑ってはならない。



春の滝の監視は強化されている。入ってはならない。

良い一日を。




Add Comment

このアイテムは閲覧専用です。コメントの投稿、投票はできません。