2017/11/05（日曜日）初心者コース　２２℃/１０℃　下島の内陸は5度で海霧　快晴　北東強く長島海峡は波浪

リクエストにより焼き芋ツーリングでした。安納芋など。



大しけの翌日、なんとか羊角湾で出艇。

焼き芋では十分な熾火を起こすのが肝要。
３０分掛けて芋の量に対して十分な炭火を作ります。
火床は必ず、一日２回の満潮線より下の場所で行います。

　炭の中の炎はかなり長い間（数日間）燃焼します。
確実に消火しなくてはなりません。

　沖縄の無人島をシーカヤッカーが焚き火で燃やしてしまったのは
あまりに有名な話です。


　今回、焚き付けには牛乳パックを細く切り裂いた紙を使いました。
趣味がモノクロ写真の方にはおなじみの
キングのグリーンカッターＶで切り刻みます。
いまどき、印画紙のカットなんてしないのでしょうが。。。

バージンパルプはよく燃えて無臭です。
焼き物の焚き付けに向いています。
時短のためにガスバーナーで一気に風上側の火元から燃やします。

マキの置き方は風向きに対して平行にします。
一番外側に大きな木、内側に向かって小さくします。
また、濡れた砂に接する面にはあらかじめ平たい木か、細い木を敷き詰めます。
火力が必要な着火時に濡れた砂に熱をとられず、
一気に燃やすことができます。
気温が低いときにも有効です。

景色を汚すカマドを組むようなヘボなことをしないように。
それから、かがり火のような炎は必要ない。
火の粉をあげずに、火を完全なコントロール下に置くように
必要最小限で焚き火を行います。

　強風下なので乾いた流木はあっという間に燃えるが、
炎を立てて燃えガラを空に舞わせないように
細心の注意を払い、火から目を離さない。
　
　本当は焚き火の風下が海の場所がベストですが、
それは無理なこともあります。
日中は海風が吹くものです。
逆に言えば、延焼の危険があるような場所では焚き火は控えます。

　砂月浦の築の島の浜掃除では大潮で北西の風以外では
浜で流木を燃やしません。
掃除は風向きで中止にしていました。
背後はダイチク林ですが、季節と風力、草の種類によっては
葉に油を含みよく燃えるものもあります。
ちなみに燃え広がるときは乾いた枯れた下草から一気に延焼します。


　経験がある方はわかりますが、
枯草火災の消火作業は困難で危険で人海戦術が必須です。
無人の浜には消火器はない。



薄く一枚新聞紙を巻いた芋をアルミで３重にくるんで熾火に投入。
新聞紙はほんの少しでＯＫ水か海水に着けてアルミで包みます。
アルミが薄いと火力によっては中まで燃えます。
新聞紙を巻きすぎると、新聞紙も中で燃えます。

待つこと２０分。竹串で一回焼き加減をチェック。
前菜はミニトマト。



食後にできた炭を海で完全に消します。
最初に燃やす木の量を考えておかなくては
この時に仕事を増やして時間がかかる場合があります。
　拾ってきた木材の種類にも注意が必要です。
フシが残った割れていない竹は危ないので使いません。
これは子供の時に経験済みですね。

限られたスケジュールの中で
予定の出艇時刻が遅くなるようでは　ガイド失格です。

火床の際の砂を掘って、残った炭類を浅く埋めます。
さらにその上から蒸気が立たなくなるまで、海水をかけ続けます。
浜に落ちていたバケツが役に立ちました。

　インフレータブルのパドルフロートは底を押さえてバケツ代わりに使えます。
周りに集めた椅子代わりの流木も元の場所へ。
　跡は何も残しません





崎海上気象
０５日０３時観測　０５日０７時００分発表

概況
高 １０３０ 北緯３４度 東経１２１度 東 １０ノット（２０キロ）

観測実況
０５日０３時
チェジュ 南 6ノット 快晴 1029ヘクトパスカル 9度 5海里
福江 北北東 6ノット 晴 1027ヘクトパスカル 15度 10海里
モッポ 北東 3ノット 快晴 1030ヘクトパスカル 6度 4海里

予報
長崎西海上
海上警報無し
今日
風　　北東　２０ノット（１０メートル）　０５日１５時までに
　　　１０ノット（５メートル）
天気　晴時々曇
視程　５海里（１０キロ）
波　　２．５メートル　０５日１５時までに　２メートル

明日
風　　東　１０ノット（５メートル）
天気　晴時々曇
視程　５海里（１０キロ）
波　　１．５メートル　０６日２１時までに　１メートル



天気概況
平成２９年１１月５日０５時１９分　熊本地方気象台発表

　熊本、天草・芦北地方では、５日まで高潮に注意してください。熊本、球
磨地方では、５日昼前まで濃霧による視程障害に注意してください。

　九州北部地方は、高気圧に覆われて概ね晴れています。

　５日の熊本県は、高気圧に覆われて概ね晴れでしょう。

　６日の熊本県は、高気圧に覆われて概ね晴れますが、湿った空気の影響で
夜には曇る所があるでしょう。

　波の高さは、外海では５日は１．５メートルのち１メートル、６日は１メ
ートルでしょう。内海では５日、６日ともに０．５メートルでしょう。

　阿蘇山（中岳）上空およそ１５００メートルの風
　５日０３時　　　　北の風８メートル
　５日１２時の予想　北東の風２メートル

＜天気変化等の留意点＞
　特にありません。


短期予報解説資料1 ２０１７年１１月５日０３時４０分発表

③ 南西諸島では、高気圧の南縁
で気圧の傾きが大きく、海上を中
心に強い風が吹いており、しけとなっている所もある。


③ 6 日にかけて、九州から本州付近は、高気圧に広く覆われて晴れる所が多い。南西諸島は高気圧の
南縁にあたり、6 日にかけて気圧の傾きがやや大きく、吹送距離の長い東よりの風が続くため、うねり
を伴って波が高く、しける所もある見込み。南西諸島は5 日午前にかけて強風に、6 日にかけてうねり
を伴った高波に注意。また、6 日は、高気圧の北縁にあたる北日本でも気圧の傾きが大きくなるため、
西または南西の風が強まり、波が高くなる見込み。6 日は、北日本でも強風や高波に注意。
③高潮(明日まで)：大潮の時期。西日本･北海道太平洋側東部中心に注意報基準を超過する所がある。


四季咲岬灯台
風向・風速(m/s)
05:55 東北東 3 (m/s)
05:25 北北東 7 (m/s)
04:55 北東 4 (m/s)
04:25 北東 3 (m/s)
03:55 北北東 6 (m/s)
03:25 北東 3 (m/s)
02:55 北東 4 (m/s)
02:25 北東 4 (m/s)
01:55 東北東 4 (m/s)
01:25 北北東 6 (m/s)
00:55 北東 6 (m/s)
00:25 北北東 7 (m/s)
23:55 北東 6 (m/s)