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ネパール政治経済ニューズNEPAL NEWS 『コスモトレック』より転載


ネパール状況ー2〈4月29日現在〉(2015年4月30日)

1.救援活動

 救援活動の主力は軍、警察ですが、重機などが少ない為インド陸軍、
空軍が輸送機10機、ヘリコプター13機、重車両100両以上
人員1000名以上を投入全国の救援中。
アメリカ、中国、イギリス、パキスタン、バングラデッシュ、
ノルウェー、フランス、オーストラリア、イスラエル等の陸、
空軍が活動しております。
28日に日本から緊急災害救援隊70名と、2頭の救助犬が到着早速救助活動に頑張っております。
民間は多くのNGO,INGOが現場周辺で活動中。
残念ながら天気の悪い日が続いており活動が制約されております。




2.救援地域

 最大の被災地であるカトマンズ盆地は以上のようですが、
震央に近いゴルカ〈死者約500名以上カトマンズの西40km〉〉、
シンヂパルチョック〈死者1100名以上カトマンズの北西30km〉等
多くの地域で詳細が徐々に明らかになってきており死者が大幅に増えるといわれております。

また、山岳地方ではエベレストで20人以上、ランタン谷で250名がそれぞれ雪崩、
土砂崩れで生き埋めとの報道があります。
なお、大谷映芳さんが5人でランタン谷に行っておりましたが
昨日ヘリコプターにて全員救出されました。

3.運輸

1)航空機(国際線)
 平常ですが物資の輸送を優先しているため大変混雑しており通常のスケジュールを維持できず、
多くの航空機が着陸許可がおりない為引っ返しております。
日本隊70名の乗ったタイ航空《TG319便》はカトマンズ上空から
2度バンコクに引っ返しております。
空港は24時間オープン滑走路は離着陸には支障ないとのこと。

2)国内線
 28日より平常スケジュールにもどりました。
カトマンズ空港は出発、到着の人々で非常に混雑しております。

4.市内交通

 多くのガソリン・スタンドが閉まっており、またインドからのタンローリーが来ない為、
ガソリン、デイゼルの購入は困難です。
したがって、バス、テンポー、マイクロバス、タクシーなどは殆ど走っておらず、
市民の足は確保されていません。
ただし、カトマンズから地方の自宅に帰る人々が多い為、
政府命令で長距離バスは大幅な定員過剰で運行されていますが
ダフ屋などが横行しており警察の取り締まりが強化されている。

5.通信

1)国内での固定電話、携帯電話はほぼOKですが、時間、
場所によっては通話が難しいことが多くあります。

2)国際電話も同様です。

3)e-mailは時間によって全く接続できない場合がある。
夜中の2時~5時がOK。
これはメデイアや救援活動部隊に多く利用されているのだそうです。

5.食料など

 あらかたの商店はクローズです。一度開けたら1時間以内の売り切れた等
事務所近所の店主が言っておりました。
特に飲料水は市内で購入することは難しいと思いますがまだ,
開店されてないスーパー・マーケットには大量の在庫があることがわかっており
開店時には市民が殺到するでしょう。

6.水道

 従来から2週間に一度程度しか配水されておらない為
特に地震の影響で配水が少なくなったとは言えないようです
。ただし地域によってここ2~3ヶ月全く水が来ない地域もあり
、1週間に1~2時間来る地域もあります。それでも、
市内8か所の浄水場は通常とおり動いているようです。

7.電気

 地域ごとですが、徐々に回復してきております。
ただし従来から一日10時間の計画停電が続いておりましたので、
地震の影響で24時間停電であったものが10時間の元通り停電になったものです。

8.炊き出し

 日本大使館でも炊き出しを行っており〈現在は中止〉若いバック・パッカーの
日本人が訪れていたようです。市内では各所にみられます。

9.その他

 写真もありますが、貼り付けますと重くなりパソコンが動かなくなりますので、
そちらはメデイアの報道でお願いいたします。

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