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ベーステクニックスクールより ~大潮最強時の海峡へ漕ぎ出す。


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photo by T.ban
今回は講習参加者からいただいた写真です。
午前中温かい雨と後ろから吹く風の中のツーリング。
昼食中は土砂降りの雨でした。

 寒がりな私は冷えるとすぐにパドリングジャケットを着ます。
ちょっと温かいくらいが身体の動きが良い気がします。

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 浅瀬の周辺に速い潮がうねりとともに当たり、砕け散る。
吸い込まれないように迂回しつつイルカの群れへ移動。
 
 大潮時なので、とてもスラックタイム/潮泊まりが短い。
潮流が上げ潮から下げ潮に変る転流時に
潮が憩うことを憩流と呼ぶ場合もありますが、
その間隔がとても短い。
小潮時は約30分ほどかなり穏やかですが、大潮時はとても短いです。

 昔、豊後水道に突き出た鶴御崎半島に浮かぶ
大島のダンバナに行った時、
潮の変わり目が5分しかなかったことを思い出します。
*近日中に大分県の鶴見半島について紹介したいと思います。

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 ゴール間じかの鬼池港の横断。
島鉄フェリーの入港を待ちます。
このような場所では、大型船の通行を妨げるのはご法度です。
実際、避けようとがんばっても間に合わないでしょう。
無理な横断は百害あって一利なし。

 チームで移動する場合、このような場所では
一列にならずブレードが触れるくらいの距離で
塊になって移動します。
 これは相手船の進路を列を作ってとおせんぼをしないために
必要です。
 5メートルのカヤックが4艇ならんだら、全長20メートル以上の動く障害物です。

 潮流、交通ルールなど、こういったシーマンシップにかかわる内容は
 初心者スクールのなかでその一部を講習しています。
ただし、海上では全てを説明することは難しいもの。

 たいていのシーカヤックスクールでは
シーマンシップ、ナビゲーション、なかには天気図講座などを
 独立して行っています。
年間を通して、あるいは冬季に行っているスクールもあります。

 さらに、実践編もあわせて行うスクールもあります。
WEBサイトのメニューになくてもお尋ねください。

 スクールの内容は日々進歩しています。
昔習ったスキルもアップデートしてください。
 お近くのシーカヤックスクールで受講されてください。
 

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