天草だより(おしらせBLOG) > サーフ講習  シーカヤック 2005~

スターン・ラダーが必要な局面といえば。


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写真 苓北町KDDでミストラルを駆る岩魚さん

波風の中で進路を効率よく確実に維持する為に必要な
テクニックの一つ『スターン・ラダー』
 初心者スクールに何回か参加すると出てくるテクニックかもしれません。
もともとはベーステクニックの範囲かもしれません。
基本動作が多くそのコンビネーションが豊富なのも
カヤックの奥深さの一つです。
 一般のアウトドアスポーツと同様に上達には時間が掛かります。
 クライマーなら自分で仲間を率いて壁を登攀できるまで7年かかるそうです。
それは岩登りのテクニックだけの話ではありません。

 練習を重ねて、やがてはエッジングなどと組み合わせるステップに進みます。
海を自由に行き来する為に、どこでも、
どんなときも技を繰り出せるように身につけたいですね。


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 初心者スクールでもスターンラダーを行う場合があります。
練習では参加者自身が効果が分かりやすいように、フラットな海面があればよいですね。
 最近はラダーなしのシンプルなカヤックに乗る方も増えていますし、
風など海況によっては初日から行う場合もあります。

 いつも漕いでいる地元の海がカヤッカーを育てます。
天草諸島にはその季節により違った海があります。
冬の北風が速い潮流と起こす幅数キロの巨大なラピッド。
夏の穏やかなサンゴの海でのスノーケル。
秋の天の川の下の多島海キャンプ。
梅雨前後や台風ウネリのサーフィン。ここは
カヤッカーにとって漕ぐ価値のある場所です。
 小さなバンクーバー島みたいだと思ったこともあります。
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 最初の頃は疾走するカヤックのスピードに圧倒されます。
高速でサーフィンしている時、ブレードにはとてもパワーが掛かっていきます。
ブレードを刺す位置も角度も常に同じわけでもありません。

 スターン・ラダーを含めたシーカヤックのテクニックは
お近くのシーカヤック・スクールで習ってください。

 参加している皆が皆、上達を目指しているわけではなく、
一日充実した楽しいツアーやスクールにになれば、
それはそれでよいでしょう。
 でも、一歩踏み込んだところには全く違う世界が広がっているものです。
それは踏み込んだ者にしか見えない世界です。
 子供の頃、自転車の補助輪が外れなかったら
今の自分の人生はどうなっていたでしょう。

 私のスクールはいろんな人から習ったものを
良いとこどりで、私なりの解釈で伝えています。
いろんなシーカヤックスクールに行ってみて、吸収してください。

 スクールのためのテクニックではなく
全ては漕ぐ楽しみと実践のために。
 私もまだまだ研究中です。(今回、酒飲みながら書いてます)

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