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第4回知床シーカヤックシンポジウム 9月19日から9月26日(8日間)


第4回知床シーカヤックシンポジウム

いよいよ明日からシンポジウム。
皆様楽しんで。
 

テーマ 「北の海の先人たち」

基調講演 「蝦夷地の先人と北方交易」 涌坂周一氏 
(9月25日午後1時 羅臼町公民館)


 4回目の知床シンポジウムが9月19日から開催されます。このシンポジウムは半島一周のカヤックツアーを通じ、多くの人々が知床の自然を体験し、人と自然とのかかわり、歴史と現状への理解を深めるために行われるものです。

 知床など北海道東部、厚岸や根室そして千島列島は、歴史的に先住アイヌ民族と日本、そして中国、ロシアなど様々な文化の衝突、交流の土地でもありました。

 シーカヤックの起源はオホーツク海やベーリング海沿岸、アリューシャン列島やグリーンランドなど、これら北方海獣狩猟文化圏の小舟に求めることができます。一昨年シンポジウムに参加してくれたジョン・ダウドの言葉を借りるなら、私たちシーカヤッカーは、その長い歴史の末裔ということができます。

 知床半島は国立公園であり、また2005年には世界自然遺産に指定されました。海の案内人として、私たちは知床を正しく紹介し、自然を守り歴史を語り伝えていく責任があります。

 世界遺産指定に至る経緯で評価された知床の価値とは、原始的環境が守られていることと共に、その多様な生態系にあります。忘れられがちですが人間もまたその中のひとつであることを、歴史は教えてくれます。
 シンポジウム開催にあたり、シーカヤックを知床国立公園の適切な利用形態と認め、また知床の環境保全に取り組む環境省、林野庁、羅臼町、斜里町関係者に敬意を表しますとともに、シンポジウムへの協力をあらためてお願いする次第です。

シンポジウム代表新谷暁生



 
日程    9月19日から9月26日(8日間)

9月19日 ウトロ 知床自然村キャンプ場(閉鎖中)
9月20日 ウトロ出発イダシュベツ川へ
9月21日 イダシュベツからルシャをへてポロモイ(通称落合湾)
9月22日 落合湾から知床岬をへて赤岩
9月23日 赤岩からペキンノ鼻を経て化石浜
9月24日 化石浜からアイドマリ
9月25日 羅臼町公民館にてパネルディスカッション、熊の湯キャンプ場  
9月26日 解散日


募集定員 30名 参加費用 9万2千円 9月19日夕食から9月26日朝食までの宿泊食事、装備、保険料、送迎費用などを含みます。


主催  知床シーカヤックシンポジウム実行委員会
事務局 渡辺憲嗣(羅臼町役場)

ガイドスタッフ 深澤達矢、新井場隆雄、杉山佳尚、油小路隆直、新谷暁生、

後援 羅臼町教育委員会、知床羅臼観光協会 知床遊漁船組合、知床羅臼アイヌ協会、知床財団 知床自然村

特別協賛 秀岳荘


協賛 パタゴニア、ゴールドウィン、フルマークス

ゲストスピーカー講演者の紹介  

大木篤 知床羅臼アイヌ協会 漁業 
柴田丈広 アルガフォレスト代表 シーカヤッカー
水野義弘 ウォーターフィールドカヤック代表 カヤックビルダー
松原秀尚 インディアンカヌークラフト代表 マッシャー カヌー製作者
涌坂周一 羅臼郷土資料館館長 考古学者  (予定)

これは概要です。変更は随時、ホームページでお知らせします。不明な点、参加申し込みについてはメールにてお問い合わせください。
shiretokoexp@yahoo.co.jp


*8月13日現在参加申し込みが20名に達しています。参加希望者は早めにご連絡ください。なおスタッフの募集は行っておりません。

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