フィールドインフォメーション 5月~7月 2008-2018
- Category: インフォメーション国内・海外・業界
- 2018年05月19日
おおよそ6月から梅雨。雨の滝と洞窟巡りの季節。
梅雨明けは7月上旬
*2017年の 梅雨入り2017/06/08 梅雨明け 2017/7/13
そして海の日連休
梅雨が開けたら、梅雨明け2週間は太平洋高気圧に制圧されて
好海況のパターンです。
夏の海況で、朝凪スタート、昼から南西風が吹きあがり、夕凪へ。
お盆の頃、アンドンクラゲが出ても9月になっても変わりません。
10月のある日、北風が吹いたら、再びツーリングベストシーズンです。
本当に短い1年ですね。
初夏から梅雨、夏の季節的な気象・海況、漁、旬の味、ローカルルールや駐車場について
海底が袋ノリで覆われる時期もそろそろ終り、
スノーケルもできる季節になりました。
*主な風向き 午前は東風、午後は西風が主に吹きます。
ツーリングは風向きと潮の動きに注意をはらい、
手詰まりにならないように、どちらかを必ず味方につけて漕ぎます。
天候に恵まれれば海峡にイルカを探しても良いです。
*潮汐
まだまだ干満の差も大きく、風向きと条件がそろえば海峡や瀬戸にはラピッドが出現します。
*漁・定置網
イカ引きの小船が多く見られます。
漁船の針路を予想してラインが交差しないように漕ぎます。
*天気図
可能であればツーリングに出る数日前から、
天気図で高気圧の力と等圧線のパターンを把握しておきます。
やや辛口の天気予報は話半分です。海は出発点に立たないと分かりません
25度を越える日が増えて、日焼けと熱射病に注意します。
日焼け止めと十分な飲料水を準備します。
木陰がすくないので、タープがあると便利です。
*風向き
低気圧や前線の接近と共に南西の風が吹き上がります。
その前後はサーフカヤック日和に♪
*イルカウォッチング船について
夏は朝9時から夕方5時まで 土日祝日は天草、島原の両岸から
イルカ・ウォッチングボートが増えて早崎の瀬戸での
ツーリングはかなりの注意が必要です。
ルールがあって無いイルカ船同士の事故もあります。
イルカは長島海峡、牛深~西海岸沿岸にも生息しています。
無理して早崎の瀬戸へ出ると、嫌な思いや怖い思いをします。
初心者はご遠慮ください。
このインフォメーションは少し漕げるようになった人向きの内容です。
シーカヤックの初心者は信頼できるリーダーと海に出るように。
いなければ、お近くのシーカヤック専門のスクール、ガイドに
お願いしてください。
いつか自分の海にできるように、その日まで準備を続けてください。
フィールドインフォメーション
『南西の風』
高気圧の背面に位置した時。南西風の気圧配置になります。
黄海から日本海にかけて、前線をともなった低気圧が通過すると
南西の風になる場合があります。
『バックアップ・プラン』
出艇時に凪いでいる時は用心です。
帰りも上陸できる場所を使うか
万が一の時、ツーリング中、60~30分おきに
陸へ脱出できるルートを地図上であらかじめ決めておきます。
歩いて車に戻るルートだったりします。
『ヘルメット』
外海に面したエリアのツーリングではヘルメットもお持ち下さい。
午後から風が上がるのはよくあることです。
上陸の選択肢が増えるに越したことはありません。
『出し風』
強い風を避けて出艇する場合は、
内海でも外海でも地形による出し風に注意を払いましょう。
わずか数百メートルの横断のために、不必要なリスクを抱え込まないように。
『干満の差』
また、干満の差も大きく、北風と条件がそろえば海峡や瀬戸には
大き目のラピッド(波高1~2.5)が出現します。
(*早崎の瀬戸、松島、御所浦エリア 多島海ならどこでも)
牛深最南端エリア (*下須島 、砂月、もぐし)
晴れた日、朝はないでいても、午後は北西、西の風あがる。
朝から北風の時は風が浜の上空で巻いて、
ビーチでは南風のように感じます。
少し沖の海面を注意して観察してください。
初心者は一度でたら戻ることが困難な場合もあります。
ツーリングは風向きと潮の動きに注意をはらい、
どちらかを必ず味方につけて漕ぎます。
**有明海潮流図
MIRCマリン情報 有明海/八代海
http://www.mirc.jha.or.jp/cgi-bin/online/w/w-tcp?AREA=ariakeyatushiro
『潮汐表』
2008年度のローカルの潮汐表は書店や各釣具店で発売されています。