セルフレスキュー その1
- Category: スクールレポート 気象/潮汐/ログ
- 2005年04月25日

photo T.ban
ショアライン・フエゴの場合。セルフレスキュー用のベルトがない
カヤックではちょっぴりテクニックが必要です。
ただし、デッキラインが施されているカヤックは
ホールドが得られやすく乗り込みやすいものです。
たまに、デッキラインをつけない人がいますが、
皆、ハルが叩きつけられるようなラフ・コンデションで
トレーニングを積んで、確実なセルフレスキューを体得して、
なあるいは、相応の覚悟をもって漕いでいるのでしょう。
でも、皆が皆、そうではないですね。
オプションで装着が可能ならば部分的でもよいので、
つけておくと、セルフレスキューがやりやすくなります。
前後のトグルまではずすなんて、
小心者の私にはまねできません。
『俺は他人の救助は一切いらない』という強烈なアピールですから。
ニュージーランドの『シッソンカヤックス社』の
『アークティックレーダー』のようなシステムを
使うのも良いか知れません。
http://www.sissonkayaks.co.nz/arctic.htm
ウォーターフィールドやニンバスのカヤックには
シャフト固定用のバックルとベルトが装着されています。
前者にはさらにシャフトを固定する溝がデッキに用意されています。
これにはカヤックビルダーの思想が現れています。
スクールでは両方のタイプを想定して、やさしい練習から
段階を踏んで行います。
パドラーの体格に比べてコックピットサイズが小さなカヤックでは
十分な練習が必要ですね。静水でできないことは
ラフな海面でもできません。