サーフ講習/サーフ・トレーニング その9 腹筋
- Category: サーフ講習 シーカヤック 2005~
- 2005年04月27日

photo 宮崎県日向市 小倉が浜でのサーフィン
波を越えた後に行う腹筋の動作について。
何のことだか想像がつかないかもしれませんが、
普段から、自然に行っているかもしれませんね。
タイダルラピッドでの上流へのサーフィンなどが速くできる人は
おそらく身について自然に行っています。
波を上手く越えた後、カヤックが空中に飛び出して、
失速していませんか?または、
派手な音を立てて、腹打ちならぬハル打ちをしていませんか?
次のセットがきていたり、荷物を積んだカヤックの場合は、
なるべくインパクトがカヤックにないようにしたいものです。
このため、波を乗り越えた瞬間に浮かび上がったバウを、
向こう側の海面に滑り落としてあげます。
胸を前にかぶせるように、膝に向かって引き寄せます。
両膝を引き寄せるといったほうがよいでしょうか?
船体が短いサーフカヤッカーにも有効なテクニックです。
ハルが着水した瞬間(あるいは先行動作として)、
足で軽くペダルを踏み込みます。
それにより、カヤックはサーフィンを沖に向かって始めます。
水面に吸い付いたような、見た目にも大変スムーズなこの動きは
タイミングを掴むまで地道な練習が必要です。
追い波のサーフィンが上手く乗りつなげない人は
これができれば、いちいちカヤックが失速することはありません
外国のサッカーチームのパスワークは流れるようにスムーズですが、
日本のパスは毎回ボールがとまってしまうのと似ています。
サーフの話も次回で最後です。