11月のひまわりと天草フィールドインフォメーション 12~3月
- Category: インフォメーション国内・海外・業界
- 2011年11月20日

さあ、週末です。漕ぎ足りていますか? 佐伊津町の農道にて。
天草フィールドインフォメーションです。
熊本海上保安部 11.15 海の主な事件・事故を更新
*継続して事故報告を読んでいます。
カヤック誌でも特集がありましたが、
レクレーショナル艇なみに喫水の浅いプレジャーボートの
波打ちこみによる遭難は後を絶ちません。
今日まで自分が無事なのは、ただただ運が良かっただけのこと。
海上保安部警備救難課から言われますが、
防水連絡手段の確保と現場で手詰まりにならぬよう、
どこの海に出るか?友人や家人に伝えて出発のこと。
顔が見える相手の存在が一番信頼できるものです。
●フィールドインフォメーション
(アウトフィッター提供の地域情報)/ご当地の季節的な気象・海況、
漁、旬の味、ローカルルールや駐車場、その他規制など。
『季節風』
天草諸島は秋冬の気候に変化しつつあります。
気圧配置により北風(北西/北東)が主に吹きます。
風向きにより富岡半島の東西いずれか、羊角湾北部、栖本町東部~金焼周辺
牛深魚貫・もぐしエリアでのオフショアを注意しながらツーリングが可能です。
風向きで漕げるエリアもあります。足で調査してみてください。
『南西の風』
また、黄海から日本海にかけて、前線をともなった低気圧が通過すると
南西の風になる場合もあります。
サーフカヤックでサーフィンに行きましょう。
『バックアップ・プラン』
出艇時に凪いでいる時は用心です。これから風が変わる時と心得ます。
帰りも難なく上陸できる場所を使うか
万が一の時、ツーリング中、60~30分おきに
陸へ脱出できるルートをあらかじめ決めておきます。
歩いて車に戻るルートだったりします。
コンパスと五万分の一地形図が活躍します。
『ヘルメット』
外海に面したエリアのツーリングではヘルメットもお持ち下さい。
上陸地の選択肢が増えます。
上陸しやすい場所へあがり、かついで帰っても良いのです。
潮や風でさらわれぬよう森の中にカヤックを隠して、次の休みに取りに行ってもよい。
カヤックも身体も壊さぬように。
『出し風』
内海でも外海でも地形による出し風に注意を払いましょう。
冬の御所浦海は多島海で穏やかなイメージですが、
棚底湾の奥から噴出す出し風が有名です。
南東風の羊角湾も湾奥からの吹き出しが、なかなか手強いです。
倉岳町の町並みが石造りの壁で覆われている姿を目にすれば納得です。
また南西の風は長島海峡を吹き抜けます。
でも、不知火海の冬は一段と透明度の上がった藍色の海です。
内海の透明度が上がる季節は新しいエダサンゴの大群落を発見できるかもしれません。
瀬戸や特定のルート上を海上タクシーが走りますが、
ここぞという日に一度たずねてみてください。
『干満の差』
干満の差は大きく、北風と条件がそろえば海峡や瀬戸には
大き目のラピッド(波高1~2.5)が出現します。
(*早崎の瀬戸、松島、御所浦エリア あげればきりがありませんが。)
牛深最南端エリア (*下須島 、砂月、もぐし)
北風の時は風が上空で巻いて、ビーチでは南風のように感じます。
沖の海面を注意して観察してください。
初心者は一度でたら戻ることが困難な場合もあります。
ツーリングは風向きと潮の動きに注意をはらい、
どちらかを必ず味方につけて漕ぎます。
用心と注意が身を救います。
装備
2011年秋 水温は高く晴れれば日射厳しく暑いです。
年によっては11月中旬に対岸の雲仙普賢岳が初冠雪しています。
寒気の流入や南風など、気温の変化が激しいので
こまめにレイヤードを見直します。
しっかりした3レイヤーのパドリングジャケット、
ドライバッグの中の乾いた予備の下着は必携品です。
アウターで軽くて薄いものはシビアなときに役に立ちません。
『潮汐表』
2012年度のローカルの潮汐表は12月半ばに各釣具店で発売予定です。
九州の風を一目で確認できる 三池海上保安部提供のMICS も 日々のチェックにご利用ください。
旬の味
秋冬の魚、渡りガニの季節ですね。
コノシロ、サバ、カワハギと美味しい季節になりました。
ワタリガニは天草上島姫戸町の甲羅やがすごいです。一度お試しください。
本渡には20件は鮨屋がありますが、
なかでも、たいと、蛇の目、奴、、、、挙げるときりがありません。
でも、天草といえば、新鮮な焼肉です!
リニューアルオープンした『だんだん』、『食道園』へ足を運んでください。
リーズナブルな宿泊はリンクから。
本渡街中は女性にお勧めの居酒屋 よみや そばのゲストハウス スプリング¥2,000~