サーフ講習 小倉が浜 4.0
- Category: サーフ講習 シーカヤック 2005~
- 2006年10月27日

先日、急に聞かれても上手く答えられなかったので適当に
あげてみます。
個人的に思ってることなので、偏っています。
必ず自分自身でウラをとるように、またウラが取れるくらい漕げるようになってください。
サーフ講習で『不知火Ⅱ』を使う理由。
今回、全員の体格と体重、スキルレベルが近かったのもあります。
逆さにして水を抜く時に排水性能が良く、海上でのレスキュー時、
肩より高く上に上げなくても水がスムーズに出て行く。
コックピット内に水が残りにくい構造は
ウォーターフィールドカヤックス/ノースショアデザインの共通利点
カヤックを択ぶ時は排水性能のよいものを択ぶか、そのようにオーダーする。
ラダーがなく、沈脱した後もケーブルやネジ、ブレード接触による
怪我の恐れがない上に、壊れるところがないです。
カヤックカートでもないかぎり、できれば、
講習のポイントまで砂浜を歩いて運ぶカヤックは
軽いほうがよいです。
漕ぐ人を選ばない。初心者からある程度のりこんだ経験者まで。
言うまでもなく、サーフィン性能が優れている。
追い波サーフィンが楽しい。
ラージサイズのコックピットはカヤックから出やすい。
スープに飲まれた時の浮力/ボリュームも十分。
波の大きさによりますが、小さなカヤックだと巻かれて
長い間、呼吸が出来ないくらいカヤックが沈み込む場合があります。

波の中での扱いやすさ、安定性。思ったところにターンが出来る操作性。
波に乗ってからブローチングに至るまでの動きがカヤックのおかげで
ゆっくり動いてくれます。
小さく俊敏なカヤックだと、あっという間に持っていかれるので
最初、初心者はなかなか対応できません。
それがゆるいのです。
パラグライダーで旋回性能がゆっくりの練習用の機体で
初心者タイプがありますが、旋回中の機体の安定性など、
それに似ています。
膝周りのホールド感も必要十分で余計な張り出しもなくて、
沈脱時に膝が引っ掛からない。
フットブレイスもアルミ製で力まかせに踏ん張りが効く。
プラスチックのように踏み抜きがない。
但し、こうなると分かっていれば防げるが、少し砂が詰まりやすい。
もう少し、小柄で体重の軽い方なら迷わず、ショアライン/フェーゴを使います。
サーフ講習でのハッチの防水性は必要十分。
50回沈して水が入らないのはいいですが、2重構造のネオプレンのインナーでは考えにくい。
ツーリングカヤックとして不知火Ⅱに求めることは
ハッチの縁の内側のとがった部分(デッキ内側)を丸く厚く形を整えて欲しい。
硬い物を出し入れするさいに縁が割れることがあります。
多少重くなるかもしれないけれど、できればニンバス艇ぐらい丸くなめらかにもってほしい。

この位置からバウを叩き込んだり、落とし込んで回していったりと。
あるいは、波から抜けたり。選べるポジションです。
残念ながら、講習では『ほうが』は2日間持たなかった。
スターンハッチの縁が割れてしまった。
ダクトテープで補修して使いました。
もし、後から装着したニンバス製インナーハッチカバーがなかったら、どうするのだろうか。
上陸時にトグルがテープのため、しっかりつかめない
これは海で使うには問題がある。
波のない上陸場所はあるのだろうか。
今回は漕ぎ手のスキルに助けられている感じがしました。
カヤックのポテンシャルよりも漕ぎ手のポテンシャルが
全く上ということです。
まだまだ作りこんで欲しい。
また、改良の余地があります。