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ベーステクニックスクールで上的島へ。


1035.
上的島から産島へのフェリーグライド。

 イルカたちが回遊する島の周囲は大潮時、
5メートルのカヤックのスターンが沈み込む渦潮が発生します。

 沈脱した場合は絶対に手をカヤックから離さないように。
漕ぎやすいカヤック用のライフジャケットの浮力など
たいしたものではありません。
吸い込まれるとどうなるのでしょう?



103.
早崎の瀬戸に数百頭のイルカがいますが
以前いっせいに姿を消したことがあるそうです。

 原因は大量のウォッチングボートでイルカを始終追い回していたからのようです。

 今でも、土日の昼間は数十艇のボートが走り回り
海面は垂れ流したオイルが油膜を貼り
 海上は排気ガスで真っ黒になります。

直接の原因かどうか分かりませんが、
一日漕いで帰ってくると油膜がカヤックのボトムに
うっすら着くことがあります。

 ナダカヤックスで土日や、夏休みにイルカウォッチングを
カヤックでやらないのは
 こんな惨状を、見せたくないからです。
見たい方は、どうぞボートで見に行ってください。

 また初心者は漕ぐことが精一杯でイルカを見る余裕はありません。
そのため、イルカを見るためのツアーをスケジュールに入れていません
 追いかけっこに必要なスキルと漕ぐ体力を積んでから参加してください。

 *通常は7~8回目のベーステクニック/スクールでイルカを追います。

 ここ長島海峡は観光ビジネスにならないためか
イルカたちはのんびり自由に泳ぎまわっている感じがします。
野生を強く感じる瞬間があります。

 小さな子供のイルカは息継ぎが短くて、群れから離れて跳ねたり
人間とあまり変りません。
 そんな風景を見れたら幸せだなあ。

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