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ニセコなだれ情報  Niseko Avalanche Information


2018.01.02 Tuesday

author : ニセコ雪崩調査所

ニセコなだれ情報 第30号 Niseko Avalanche Info No.30



山麓6時0度降雪5cm雨雪、モイワ800m-1.6度北東2.6m/s降雪10cm昨日午後の東からのふきだまり大、アンヌプリ1150m-4度南東10m/s降雪5cm、ヒラフ1250m-5度東10m/s降雪10cm、弁慶岬西南西4m/s、神威岬東4m/s気圧1005hPa波高0.7m、



山麓は雨混じりの雪、山は湿った雪に覆われ樹氷が美しい。標高800m以上では積丹半島付近にとどまる低気圧による東10m/s前後の風雪でふきだまりがゆっくりと発達、そのためトラック跡はリセットされている。試験、各データから標高1000m以下の雪崩リスクは低いが鉱山の沢下部や西尾根など南東向き急斜面では低気圧降雪特有の流れ型雪崩の可能性があるので注意。標高600mリフト線下や崖斜 面では亀裂からの全層雪崩が起こりやすくなっている。雪が多ければ真冬でも地表から雪崩れる。斜面の下にとどまってはならない。



各山頂ゲートは開けられる見込み。視界不良や天候急変でゲートは閉じられる。パトロールの意見を聞き早めの行動を。春の滝には絶対に入ってはならない。深部層または地表からの雪崩の危険が依然続いている。危険を軽視してはならない。



ニセコルールは利用者の滑走の自由を尊重し同時にその安全に配慮している。ルールの尊重を。雪は悪くない。良い一日を。明日以降は再び冬型が強まって気温が下がり吹雪く。




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