サーフ講習 3時間コースの復習みたいな サーフでのルーティンワーク
- Category: 話半分コラム 道具 技術
- 2017年12月25日

同じ問題を抱えているカヤッカーがいるかもしれないので
作戦をシェアします。
サーフカヤックやろうぜ!
フリースタイルサーフやろう!
シーカヤックでサーフやります!!
フィールドを使い尽くせキャンペーン実施中!!
World Surf Kayak Championships - Road to the title from pablo lacanau on Vimeo.
以下

持久力は十分あるので、全力で戦える正味2時間、
当日の潮汐の一番良い時期 40分 も考慮して作戦を練って出艇しましょう。
『体力を温存しつつ、良い波をとるルーティンワーク。
テイクオフポイントに楽に帰ってくるために』
まず、スープと毎回正面から戦っていたら力を奪い尽くされます。
先日は強い北風で、常にメインのポイントから南に流されがちで、
波数は稼げるものの、そこはスープが連なり、
テイクオフや、アウトに戻るのが厄介な場所でした。

テイクオフする場所や、一つの波にのってサーフィンしたあと
スープが弱まるカレントも使って、
どうしたら楽に元の場所に戻れるか?
考えながら、ポジションを移動します。
乗れない波は無理して追わず、次の波を待つ。
たいていの大きなセットは7~6分間隔で、6連でやってきます。
最初のが大きく見えるので、突っ込みがちですが、よく見れば
2番波、3番波、4番波と連なってくるので
慌てて突っ込まずに、波をスルーして一番良いと思えるものに突入しましょう。
メジャーな場所で、同じポイントにほかのカヤッカーがいれば、
どの波をとるか?駆け引きが見れるのですが、
天草ではフリースタイルカヤッカーはいないので。

実はこれが楽をするのにとても大事で、
もし、セット後半の5番目、あるいは6番目の波を使えば、
厚い強力なスープはひとつも当たらずにテイクオフ場所まで
易しく戻れるはずです。
もちろん、後半の波が良いとは限らず、
自然なのでそうはいかない時が多いと思います。
ただ、受け止める衝撃一発ごとの疲労の
積み重ねを考えると小さくはないと思います。
60分で30本は乗ってるはずです。2分に1回 全力疾走ですね。
もしも2分に1回、ポイントに戻るため、
4~3連スープの厚い衝撃をいちいち受け止めていたら相当疲労しますね。
18歳なら放っておきますが、昭和の戌年は48歳です。
作戦を練ります。

また、最初の波に乗った後、バックサーフでの着水失敗、
バウや、エッジが刺さった、引っかかってチンした場合など
その後に次々とやってくるムネハラサイズの大きな6連続セットの強烈なスープで、
無駄にもまれることもなくなるわけです。
これはどこからテイクオフするかという場所取りも肝心です。

ブログの画像でも水野さんが乗ってる波のバックに
幾重にもラインナップが連なってます。
ただし、この波でサーフカヤック般若Xを駆る水野さんは岸のテトラ直前まで乗ります。
だから、テイクオフポイントへの戻りも、
幾重もの大きなスープを乗り越える労力が少なくてすみます。
この辺りは水野さんは、とても上手いです。
波を選ぶ目がすごいですね。ワールドカップに出ていく人は場数が違います。
次回ご一緒する機会があれば、一挙手一投足、改めて観察されてください。

水野さんも相手の動きを常に見ていて、
一番沖からスタートする自分のラインと交差しないように移動していたように見受けました。
そのあたりは意識して互いにポイント移動していたのではないでしょうか。
当たっていることも、当たっていないこともあるかもしれません。
話半分でお願いします。
