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カヤック テザーライン


カヤック テザーライン トウライン

釣り竿流れ止め、パドルリーシュ、トウラインはあるけれど、
最も肝心な自分自身とカヤックが離れ離れになればどうなるか?

サーフィンにはリーシュ、ヨットにはハーネスやセーフィティーライン、
車にはシートベルト
BCスキーにはリーシュがあります。
何故かシーカヤックにはない。
この1年間だけでも、ほとんどの遭難の結果を見ると、あるべきなのではないか?

何故なのか?
確かにこれ以上余計な装備は装着したくない。


 天草では2月の遭難で助かった20代の若者は、
クーラーボックスにつかまって漂流していたところを
偶然通りかかった大江の漁師さんに助けられた。

 悪い海況の海に身一つで放り出されれば、
どんなに漕げる経験者でも
初心者でも一緒。
脱れば泳ぐしかないサーフと同じです。



 先日、事務所に訪ねてこられたシットオンカヤックで
釣りをされている方に重いシットオンのひっくり返し方や
リーシュの大切さについて話しました。

 余計なおせっかいかも知れませんが、最低限のことは伝えておきたい。
一人でも多くの方に。
去年の12月12日に愛知県で2人のカヤッカーがなくなっていてから、
毎月カヤックによる事故が絶えません。

 カヤックと自分をつなぐ方法については
以前からウォーターフィールドカヤックスの
水野社長とお話しする機会がありました。

皆、関心があるにもかかわらず、明確な解決方法がないのか?
装着することで身体に絡まるなど新たなリスクも生じる恐れがあるかも?
商品として売っていなければ、気が付きもしないのだろうか?

今使っているトウラインに、自分とカヤックとのリーシュ機能を持たせて使えないか?


考えさせられるテーマです。

*昔、フェザークラフトの装備の一つであったと思うのですが、
思い違いかもしれません。

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トウラインをあぶみ代わりに使う







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NW  Coaming Tow Line
 上陸地点までの距離があきらかに長い場合、
腰ベルトでは負担が大きすぎるW艇のツーリングに。
コーミングで牽引する定番モデル

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NW Quick Tow日頃のツーリングにシンプルモデル

ゲートオープンが広く小さな力でクリックしやすい、
ワイヤーゲートに交換済み。
理由はフリークライミングと同じ。

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NW  Waist Belt Tow Line外洋と湾を行き来するコースに 短・中距離のツーリングで

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フィット感良い。日頃のツーリングにシンプルな仕様
 ただし、ロープの浮力に対してカラビナが重いため
誤って海中に落とすと沈む。
理解して使うか、浮力を増す工夫を施すか、改良する。


 どれも一長一短があります。
結局、道具の機能を良く理解して長く使い込むことが大事です。
滅多に使わない道具をどうやって使い込むのか?

 遊びで毎回海で引いてみてください。
穏やかな海で出来ないことは、ラフな海でもできません。
 購入したことや、ただ所持していることで満足しないように。
使ってみることで見えてくることがあります。

 昔は選ぶほど種類がありませんでしたが、
最近はいろいろ選べます。用途に応じていれば良いです。

 *注意 :ロープを収納する袋の形状とQRベルトの取り付け位置の関係で装着した時の使い勝手が異なります。
 上体をひねって漕げる人は
PFDの丈の長さと使うカヤックのデッキの深さにより干渉を受けるから。
スカートのデッキ部分後ろ側が擦れていきます。

 市販品にこだわらず、ワイヤーゲートのカラビナが1個と、
10~15メートルぐらいの7~8ミリ径ロープが一本あれば
何でも使えるものです。
素早く確実に結ぶ・解くことができればよい。

 積み重ねがなければ難しいことですが、
大事なのは、トーイングの限界を知り、
トーイングしなくてすむように状況を見極め、
素早く手を打つことです。
それでも、想定外の出来事が起こります。

 
メーカーサイト
ノースウォーター社

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