ニンバス・ソランダー Solander Ⅰ
- Category: カヤック・レビュー
- 2006年03月01日

ニンバス/ソランダー
国内ではあまり知られていないソランダーですが、
最初に作られたのは1981年。
それ以来改良と細かな仕様変更が重ねられ今の姿になりました。
25年の間、進化を遂げながらも基本的なカヤックの形は変らない。
全長491センチ、全幅(最大幅)59センチ、フェザークラフト製ラダー付き
バキュームバック製法で作られたカヤックは軽く、強靭。
数々の遠征を支えてきたメーカーです。
これまでに多くの日本人遠征パドラーを支えてきたニンバス。
シーカヤック界のリーディングカンパニーです。
『いつかはニンバス』と思いを寄せる方に画像で紹介します。

今回使用したのは重さ22.4キログラムのFRP仕様です。
まず、船体はFRPでラダー仕様なのにこの軽さに驚きました。
要所はケブラーで補強してある作り込みようです。
『SS』、『Plus』などの呼び名もあるが、基本的なつくりは一緒です。
このことが疑問だったので、
カナダの製造元『レインフォレストデザイン』に問い合わせたところ、
『SS』はドイツやヨーロッパの一部地域などで第二次世界大戦を想起させるもので、
すぐに名称をオリジナルにもどすことになったと
スティーブさんから丁寧なお返事をいただきました。
僕のひどい英語のメールに丁寧に答えていただいて恐縮です。ありがとうございます。
http://www.nimbuskayaks.com/
名前のもとになった島『ソランダー』はバンクーバー島の北西海岸に
突き出たブルックス半島の沖合いに浮かぶ鳥の楽園です。
ずいぶん前にダンが教えてくれたことを思い出す。

色 ホワイト/ホワイト/エンデバーブルー
ニヤックでは大きすぎるという方は結構いらっしゃるのでは
ないでしょうか。
おおよそ身長で160~175センチ前後、
体重で55~75キロ前後の方にお勧めします。
身長170センチ/体重67キロの僕は
ペダルを一番手前にして乗っています。
僕より小柄な人がスムーズに乗れるように、
ペダルのねじ位置を調整する予定です。
やや大きめで出入りが非常にやりやすい
コックピットサイズはスナップドラゴンではLサイズのコーミング。
不知火2と同じスカートがぴったりはまります。
こんなに調整のきくシートはほかに知らない。
ホライゾン/ニンバス・パドル/カヤック正規取り扱い輸入元
2006年販売価格
Nimbus Solander /FRP仕様 ¥440,000 税込価格 ¥462,000
KEVLAR仕様 ¥490,000 税込価格 ¥514,500
*別途九州までの送料/梱包¥20.000
詳しくはお尋ねください。
*ソランダー/植物学者についてのキーワード
バンクス / ソランダー
『1770年クック船長世界周航期収集植物図譜』初版 3巻
『1770年にキャプテン・クック(Captain James Cook, 1728-1779)とともに エンデヴァー号に乗船し、世界周航をはたした植物学者ジョゼフ・バンクス(1743-1820)とダニエル・ソランダー(1736-1782)』
BCPark
http://www.env.gov.bc.ca/bcparks/index.html
ナショナルジオグラフィック誌のバックナンバーで検索してもあるかも。
ブルックス半島