2017/08/04 金曜日 通詞島から早崎海峡の眺め 五和町二江地区
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- 2017年08月04日

5キロ対岸は島原半島 雲仙普賢岳をのぞむ。
通詞島から早崎海峡の眺め 五和町二江地区
2.主要じょう乱の予想根拠と解説上の留意点
①台風を動かす上層の流れが弱いため、台風第5 号は引き続き比較的遅い速度で西ないし西北西進。
5 日昼ころに東シナ海に進み、6 日は進路を北に変えて九州に接近する。
南西諸島周辺では海面水温が高いため、台風は東シナ海に進んだ後 やや発達する。
②台風の接近する奄美地方や九州南部では、4 日夕方から雷を伴った非常に激しい雨が降り、
局地的には猛烈な雨が降る。
また、風やうねりを伴った波は時間とともに強まり、4 日夜には猛烈な風や猛烈なしけとなる。
奄美地方や九州南部では5 日にかけて低い土地の浸水や土砂災害・河川の増水や氾濫に
警戒し、暴風や高波に厳重に警戒。
③台風第5 号の北側にあたる東日本から西日本の太平洋側では、
地上気圧配置に大きな変化がないため、引き続き5 日にかけて台風周辺の
湿った下層東ないし南東風の吹き付けによる雨が降る。
長い時間の降雨による大雨に注意。局地的には短時間強雨にも注意。
また、奄美地方や九州南部以外の東日本から西日本の太平洋側や沖縄地方では、
5 日にかけてうねりを伴った高波や強風に注意・警戒。
④ 1 項②のオホーツク海高気圧の張り出しにより、北日本や東日本では太平洋側を中心に雲が多い。
一方、北日本から西日本の日本海側では晴天やフェーン現象により
気温が上昇。西日本日本海側では猛暑日となるところもある。
日本海側では熱中症対策など健康管理に留意。
平成29年 台風第5号に関する情報 第103号
平成29年8月4日05時19分 気象庁予報部発表
(見出し)
台風第5号は5日朝にかけて、強い勢力を維持したまま九州南部・奄美地方
に接近する見込みです。九州南部・奄美地方では暴風や高波に厳重に警戒し
、低い土地の浸水や土砂災害、河川の増水や氾濫に警戒してください。
(本文)
[台風の現況と予想]
強い台風第5号は、4日3時には奄美大島の東約290キロにあって、1
時間におよそ15キロの速さで西へ進んでいます。中心の気圧は950ヘク
トパスカル、中心付近の最大風速は40メートル、最大瞬間風速は60メー
トルで、中心から半径130キロ以内では風速25メートル以上の暴風とな
っています。
台風第5号は引き続き5日にかけて西に進み、4日夜から5日朝にかけて
九州南部・奄美地方に接近する見込みです。6日は進路を北よりに変えて、
夜には九州にかなり接近するでしょう。
[防災事項]
<暴風・高波>
九州南部・奄美地方では、海上を中心に強い風が吹き、海は大しけとなっ
ています。4日は風やうねりを伴った波がさらに強まり、4日昼前には猛烈
なしけ、5日未明には猛烈な風が吹く見込みです。
5日にかけて予想される最大風速(最大瞬間風速)は、
奄美地方 40メートル(60メートル)
九州南部 25メートル(35メートル)
沖縄地方 17メートル(30メートル)
5日にかけて予想される波の高さは、
九州南部・奄美地方 10メートル
沖縄地方・四国地方 6メートル
です。
九州南部・奄美地方では暴風やうねりを伴った高波に厳重に警戒してくだ
さい。この状態は6日にかけて続く見込みです。
<大雨>
九州南部・奄美地方では4日夕方から1時間に50ミリ以上の非常に激し
い雨が降るでしょう。
5日6時までの24時間に予想される雨量は、多いところで、
奄美地方 300ミリ
九州南部 200ミリ
四国地方 150ミリ
6日6時までの24時間に予想される雨量は、多いところで、
奄美地方 300から500ミリ
九州南部 200から300ミリ
四国地方 100から150ミリ
です。
九州南部・奄美地方では低い土地の浸水や土砂災害、河川の増水や氾濫に
警戒してください。
[補足事項]
今後の台風情報や地元気象台が発表する警報・注意報、気象情報に留意し
てください。
次の「台風第5号に関する情報(総合情報)」は4日17時ころに発表す
る予定です。