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短期予報解説資料1 2017年3月14日15時40分発表


実況上の着目点
① 14 日9 時、寒冷渦が朝鮮半島
から日本海西部に進む。500hPa
では -36℃以下の寒気を伴う。
②寒冷渦前面の日本海中部に動
きの遅い低気圧があり、発達中。
③伊豆諸島の東に低気圧があっ
て東北東進。

2.主要じょう乱の予想根拠と
解説上の留意点
① 1 項①の寒冷渦は15 日にかけて南東進し、14 日夜から15 日夜にかけて、
西日本や東日本を通過する。
寒冷渦の通過に伴い、西日本や東日本では、上空500hPa に
平年よりおよそ10℃低い -30℃以下の寒気が流入し、
大気の状態が不安定となる。

14 日夜から15 日夜にかけて、西日本や東日本では落雷・突風、短時間強雨に注意し、
日本海側では降雪の強まりに注意。

15 日朝には、1 項②の日本海の低気圧が南下し、北陸地方に接近・通過する。
低気圧通過の際は、降雨・降雪の強まりに特に留意。

② 1 項①の寒冷渦を含む500hPa トラフの接近に伴い、
15 日にかけて、1 項③の伊豆諸島付近の低気圧が発達。
寒冷渦の接近する15 日明け方以降は、関東の東海上で急速に発達する。
一方、大陸からは高気圧が張り出すため、
日本付近は15 日にかけて気圧の傾きが大きくなる。
15 日にかけて、全国的に強風や高波、ふぶきによる交通障害に注意。
特に、低気圧に近い関東地方や東北太平洋側では、
急速に達する低気圧の動きが遅く、15 日は大しけとなるので、高波に警戒。

③ 2 項②の伊豆諸島付近の低気圧の北側では、
北東の風により下層寒気が流入。
東北太平洋側や関東地方の上空850hPa に -6℃以下の寒気が流入する。
このため、14 日夜から15 日にかけて、
東北太平洋側や関東地方では山沿いを中心に雪が降る。
平野部でも降雪・積雪となる可能性があるので、
積雪や路面凍結による交通障害に注意。

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