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NSD 「アトランティック」 スケッグ修理


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ノースショアデザインズ(UK)社の「アトランティック」修理

木槌とプライヤー、ニッパー、ロングノーズのプライヤーなどで
ステンレスの中空管(ストロー)を引きずり出す。
 切断されたワイヤー先端を再びストローに通す為に
できるだけワイヤーをまっすぐに整える。
 この作業が根気が要る。長かった。

朝から取り掛かって引き抜けたのはお昼過ぎ。
 
 インナーチューブなど、他のパーツが傷つかないように気を使う。
*ステンレスの中空管はワイヤーのキンク防止のためにつけられています。

 スケッグボックスのパッキンなんて傷つけたら、面倒だ。
『カヤック海を旅する本』の『命からがら』を思い出す。

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もう、この状態になると取り替えたほうが速い。
今回は元に戻すのをあきらめました。

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穴の横にイモねじによって打たれたくぼみ。これが最初の原因かも。

 スケッグレバーを再度取り付ける際に、
ストローの穴の位置に黒いスケッグレバーの固定ボルトが
正しく打ち込まれていないから、
ストロー管にポンチを打つことになる。

 管内のポンチによってできてしまった突起に向かって、
差し込まれたワイヤーの先端が当たり、裂かれて、
中で広がり、1本だけ線が飛び出す。
 その結果一番最初の写真の状態になります。

*ストロー管をプライヤーではさむ力で
変形させずに詰まったワイヤーを
引きずり出すのが神経を使います。

 一つ一つ確認しながらやれば防げるのですが。
初めてだと失敗が怖いです。
 もし、トラブルが起きて自分で手に終えない場合は、
早めに連絡ください。

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 なんだかんだと工具は必要。

 お昼過ぎにユウパックでパドルコーストへ発送。
今回はワイヤーの交換のみでいけそう。
 

 スケッグ仕様のカヤックは私は毎回使ったあとは
必ず水洗いしています。
レバーが動くかどうかもチェックしています。
コックピットの中の小石や砂はできるだけ取り除きます。

 少量の小石や海水はスクールが終了後に
参加者自身に取り除いてもらっています。
トフィーノでもどこでもそうでした。

 そうすれば次にきて頂いた参加者に同じ条件で
カヤックを漕いでもらうことできます。
三浦半島にいた頃からの習慣かもしれません。

 ツーリング時は目の細かい浜からの出艇は注意して行います。
 出艇した後、必要があれば出てすぐにチェックします。
特に参加者に関して注意をはらいます。
 出たすぐであれば、チェックすることも、
直すのも戻るのも容易です。

 トラブルが起きてからでは遅いからです。


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