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朝6時の仕事


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朝は気象チェックで始まる。


早朝、布団の中で外の木々の葉がすれる音に耳を澄ます。
装備の支度中に空をみて、雲やお寺の竹林の様子から風を観ます。

当日前後の気象の変化、当日の予報。
200キロ四方の実際の風向き
出艇予定地の潮汐は大事で、潮汐は必ず味方につけておく。

 役に立つデータのみ、コースレポートに気象データを貼り、再確認する。
出艇場所を変更するような可能性がある気象時、
移動中もMICSで風向きを随時確認を行う。

 日数があるキャンプツアーだと2週間前からは
天気図を中心とした気象の変化をウォッチします。
長期的・短期的アプローチが必要だと思うから

九州の西の果て。ここ、天草では前の晩の天気予報は、
当てになりません。現場と天気図の関係を見続けます。

 基本的に、データはそれまでの過去のものであり、これからのことではない。
やはり海は現場にいってみないと分かりません。
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天草の海はいろんな表情を持っています。

ところで,
事前にチェックしてきたにも関わらず、ツーリング中に上陸した浜で
目の前の海が風が白く波立ってしまうことがあります。

 そんなときは全体を一度確認することが大事です。
目の前の海は風が吹いているけれど、100キロ四方ではどうなのか?
携帯でMICSを確認しても良い。
 もう一度、朝出る前に携帯に入れた天気図を確認してもよい。
  コーヒーを入れて風を待つも一つの手です。

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まもなく梅雨。雨降り滝と洞窟めぐり。雨後の虹。


 初めての頃、ツーリング中はどうしても目の前で起きていることに
気が行ってしまうものです。
 こうした視線の集中を一旦切って、自分が置かれている
空間の自然状況を適時、再評価する必要があります。
後続の仲間を数秒に一回振り返って確認するのと同じです。

肝心なことはシンプル。
 経験の積み重ねで危険を回避することではないでしょうか?

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