天草だより(おしらせBLOG) > あまくさ 犬 生物・植物

『ヒョウモンダコ』 タイドプールの危険生物  孖子島にて*2005/09/22より転載


2010
初心者コースで行った 牛深下須島 の二子島 
満潮時、海の底になるゴロタ石/転石帯の潮溜まり。

大きさはわずか10センチほど。
ヤドカリと比べててください。

 でも、これ 『ヒョウモンダコ』 です。

 このごろ、海の温暖化によりニュースでもよく見聞きするようになりました。
対馬暖流に年中、川内川の河口から流木だけでなく、
温排水も天草まで供給されているせいなのかな。

2012
かまれると呼吸器系が麻痺。人工呼吸器が必要と医者は語る。

 でも、ここは孖子島。 ご注意ください。
ちなみに車がある場所まで自分で漕いで15分、
牛深市民病院まで自分で運転して 15分ほど。

携帯電話も途切れがちで、
搬送に難がある茂串の浜は救急隊員も顔をしかめます。

 夏の野外活動は自己責任。
ゴロタ石の転石帯では足周りの肌は決して露出せぬこと。
スノーケルのエントリーはポイントを良く観てから。
手を置く前に、足を付く前に、まず観ること。


 ヒョウモンダコ
全長10センチ程度の小型のタコ
棒などで刺激すると興奮してコバルト色の模様が現れる。

 症状
咬まれると筋肉麻痺。吐き気。しびれ。痙攣がおき、
最悪の場合は呼吸麻痺で死亡(90分以内の場合が多い)することもある。

 応急処置
かまれた箇所を絞ったり、切開して毒を出す。
早急に病院へいき、
ふぐ毒による手当てを受けることが第一。

*参考文献
葉山 しおさい博物館  2000 発行
しおさいガイドブック5
『三浦半島 磯の生物』

Add Comment

このアイテムは閲覧専用です。コメントの投稿、投票はできません。