天草だより(おしらせBLOG) >

 天草花冷え


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それでもまだ、若草のころ田の面にたつと吹き渡る風に
植えたばかりの早苗がしなやかになびいて行く緑の季節がある

  石牟礼道子


 水を張った水田に山々や人々が映りこむ様子が好き。
稲が伸びるまでのわずかな間に見える春の風物詩。

 フライトの途中で眼下に見えた東南アジアの空を映す水田と、
山岳地帯の土色を刻む無数の段々畑を思い出す。

 桜は散り続け、八重桜がぽつりと咲き始めた。
人は去り、人は来る。心に響く言葉だな。


 あ、朝から雨の匂いがします。ヒヨドリは夏声に変わりました。

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