プロガイド
- Category: 話半分コラム 道具 技術
- 2011年03月28日

image by kanemaru サイブレス付近の流れるような曲線が美しいアラシと
今も進行中の原発の事故で
唯一、プロとして見えているのは消防隊員と自衛隊です。
TVやラジオを通してしか見聞きできないのですが、
表に出ない場所で活動されている方はいくらでもいると思います。
それをおいても、現在、地球上でもっとも厳しい現場のひとつだと思う。
仕事を自粛している場合ではない。
それぞれがその道のプロフェッショナルなのだから、
仕事のやり方を考えながら、その分野でやるべきことをやる。
昨日までと今日からと、なんら変わらないはず。
それから、復興の兆しが見えるまでイベントは全てチャリティーの一環です。
プロガイドがカヤックを漕ぐことは、なんら社会の役に立つわけではない。
しかし、カヤックを通じて、
参加者が海やその自然に触れるきっかけになり、良い風に言えば、心の豊かさを取り戻すことになれば
それはガイドの使命の一つかもしれない。
練習することがあるんですか?
時々、聞かれるのですが、地味に練習は続けています。
漕ぐ力、技量を維持することはあまり表に出ることでない。
苦労とは思っていないので苦になりませんが、
怪我や故障のリハビリの中でも、つづけていくことしかできない。
こうした積み重ね以外になにがあるというのだろうか。
専門職であれば、自分の仕事に対して熟練したスキルを持っておくこと、
それを維持するのはごく当たり前のことではないでしょうか?
追伸
誰かのために何かやってあげたいことがあれば、
他人がどう思うかなどということは考えなくてもよいのではないかな。