天草だより(おしらせBLOG) > カヤック メンテナンス&修理

応急処置 もしもインナーハッチカバーをなくしたら?


null
 昔、ダンが教えてくれた幾つかのことの一つ。



ハッチを十分に覆う防水の布をかぶせて、
デッキから引き抜いたバンジーコードの長さを調整して、
その上からかぶせて固定する。
 水が溜まらぬように、布地の表面は張り気味にすること。 
*インナーカバーが侵入した水の重さで垂れ下がらないように
下にフロストパック19QTやドライバッグを
動かないように膨らませて置いて
つっかえ棒のように使ってもよい。

 パドリングジャケットの裾からバンジーコードを引き抜いて使っても良い。
防水布地はビニール袋、エマージェンシーシート、パドリングジャケットでも良い。

 生き残るためにあるものはなんでも利用する。
 注意点は波がインナーとカバーの間に溜まることがあるので、
下からわざと膨らませた防水バッグなどで布地が
水圧でたれないように支えておくと良い。
バウが波にかぶる海では必ず起きます。

 サーフ講習ではハードカバーをしていても
インナーカバーがめくれそうになるほど大量の水が
インナーカバーの上にたまることがあります。

 ダクトテープでハードカバーごと塞いでしまうのもあり。


また、普段のツーリング装備の中で何が利用できるか考えるのも面白い。
装備に対する考え方が深まる。

 一番大事なのは出る前に確認すること。
『陸上でチェックすることが易しいからだ』
シンプルなダンの言葉を今も思い出します。

 初心者に多いですが上陸した浜でPFD、スカートなどの装備を干す場合は
風に飛ばされぬように常に心がけること。
失ったときの事を考えみてください。


Add Comment

このアイテムは閲覧専用です。コメントの投稿、投票はできません。