アクアテラのハッチカバー シーライオン チヌーク シミター シャドウ
- Category: カヤック メンテナンス&修理
- 2005年07月25日

photo R.Simizu 小笠原の海で久しぶりにシミターに乗る。
アクアテラ/パーセプションのハッチカバーで困っている方がいます。
発売から10~7年前後たち、カヤックは問題ないのですが、
ハッチカバーが擦り切れて劣化しています。
経験者ならご存知のとおり、
隔壁が効いていないポリ艇では、ハッチカバーの防水性は問題です。
何度コーキングしても熱変形などで、はがれてしまうからです。
また、ワイヤーやデッキラインを通すガイドも割れているものを見かけます。
人から借りてハッチを開けてみたら、インナーカバーがなくて、
カバーを着けて使うことさえ知らなかったり、
中には個人売買で購入してインナーカバーの存在さえ知らずに
漕いでる方もいました。

photo R.Simizu 小笠原諸島にて 背景は西島と弟島。
1998年まではカタログに掲載されていました。
1998年のベルカディアのカタログより抜粋。
#1855900 ネオプレン・ハッチカバー ¥6.300
サイズはXS,M (誤植か、Lの表示はないが実際はある)
XSはシミター、チヌークNW、シーライオンのバウ・ハッチ用
Mはシミター、シーライオン、スペクトラムSのスターン・ハッチ用
LはチヌークNW、スペクトラムのスターン。
それはともかく、何故か? 単純に輸入元に在庫がないからかもしれません。
アクアテラは確かに現行モデルでもありません。
このブログを書いている現在もこの状態なのでしょうか?
ちなみにアクアテラ/シーライオン(1998)の
バウとスターンハッチのカバーに
不知火Ⅱのそれぞれのインナー・ハッチカバーがなんとか装着が可能です。
補足ですが、製造時期によって微妙にハッチの形状、
大きさが異なります。全てには合わないでしょう。
つまり、代用品にすぎず、全く同じ防水性能ではないということです。
一般の方にとって、シーカヤックに限らず本格的に野外で使うものは、
大事に使えば、とても長持ちするものが多い。
僕も輸入元の補償を当てにせず、
なんとか工夫して補ったり、自作したり、
自分で代用パーツを見つけたいけれど、限界があります。
長期にわたり、メンテナンスが必要なものに関しては、
やはり、信頼できる国産メーカーか輸入元で
オーダーするのがベストでしょう。
と、これを書いてる間にもパーセプション/シャドウの
ラダーワイヤーケーブルが壊れた友人から相談を受けました。うーん。