天草春泥 ~食うんだったら、旨いほうがいい
- Category: あまくさ 食処・季節の食物・宿泊
- 2009年03月07日

小川を冷たい清水が走る。頭上で不思議な鳥の声。深い森。ウグイスの鳴き声こだまする谷。
昼過ぎにシーカヤックアカデミー(後援のイベント)のチラシ打ち合わせ。
帰宅後にセリとクレソンを採りに山へ。
今夜、食べる分のツワも採って帰る。
セリはおひたしにしてゴマを振る。ツワはキンピラ。
調理しながら冷酒を飲む。うまい。
カワニナが這う小川の中にはエビや小魚。井出にはタニシとオタマジャクシ。
インパクトを与えぬように弱い畦に気を遣う。地主さんから了解を得ているけれど、
田と畦を維持していく苦労を思えば、やはり気を遣う。
子供の頃、寒風の中でセリを摘み、
かじかんだ手で水場で根気よくゴミを取り除く作業。
摘むのは簡単ですが、食べるのは手間が要ります。
あの頃は寒かったなと思います。
天草には30年前の自然がそのままあります。
私がここで漕ぐ理由の一つです。