座布団とフローリングで身体のひねりを体感
- Category: 話半分コラム 道具 技術
- 2008年02月29日

身体のひねりを使って漕ぐんだといわれても、いまいちわかんない。
分かんないままにこれまで来てしまった場合。
たとえば、こんな症状ならお近くのカヤッククリニックへ。
・反り気味の姿勢/前傾気味の姿勢(姿勢で呼吸がしずらいくらいは駄目です。)
・左右の体の捻りが均等ではないこと
・漕ぐたびに船が左右に大きく揺れてること(ラダー仕様ではありがちです)
*今週末のリクエストも募集中!!
フリーリクエストに応じます。
ご要望をお聞かせ下さい。
スベスベの床とすべりの良い座布団を一枚用意します。
座布団の上にあぐら/胡坐をかいて座り、上体をひねらず/回さず、わざと腕漕ぎの真似をします。
座布団は動いてくれません。
次は、腰から上の上体(ムネ・首・肩・ハラ)を左右に思いっきり振り、身体ごと両手を回します。
振り加減を時計の文字盤にたとえると、2時と10時の方向に上体(ムネ・首・肩・ハラ)が向くくらいひねりを与えます。
座布団が滑って回っていればきちんと上半身のひねりが座布団に伝わり回ります。
できなくても、座布団がクルット回るまでやってみたら良いです。
思ったより小さな力でも、すぐに回ります。
*シートと船体を固定する数本のビスにはこの負荷が常にかかります。
漕げる人のシートはそれで割れたりヒビが発生します。
空間に余裕があるなら、パドルを持ってみてもよいかもしれません。
この際、肩からアゴくらいの高さでキープしたまま振り切った拳/腕の位置は、
2時方向は左の拳が右の膝の真上よりさらに右側に振り切るくらいまで回します。
10時方向は右の拳が左の膝の真上よりさらに左側に振り切るくらいまで回します。
ひねりの感覚を掴むだけの最初の一歩の動作なので、
実際はスクールなどでビデオもとってチェックしてさらに練習を重ねてください。
自分では回しているつもりでもビデオで見たら、何じゃこりゃ?というのは良くあることです。
*ちなみに本人以外には当てはまらない内容なので注意してください。
それから、下半身の使い方やフィッティングが出来ていない、
腕が伸びちじみする初心者には参考になりません。
個人差がありますが、意識して常にできるようになるまで半年かかる人もいます。
いずれ前傾・後傾の癖も取れます。僕もそうでしたが、腹筋が弱い人に良くあります。
カヤックがヤジロベーのように左右に揺れる動きも小さくなってまっすぐ進むようになります。
ただし、腹筋が弱い、身体の体幹が弱い、筋力自体がない人はすぐに背中や腹筋が疲労して
腕漕ぎに戻ってしまいます。
トレーニングについてはターザンでも読んで研究してみてください?
カヤックを文で伝えるのは難しい。
『回転椅子はパドリングマシン』でブログ内検索されてください。