連休前のメンテナンス　　バックシートのリペア①　～ノースショア・アトランティック

　シートのベルトに穴が開いたり、切れかけたりしていませんか？
　毎週末を海で過ごす人や長距離カヤッカーは要チェックです。
また、金属部品がシート自体に当たって、欠けはじめていませんか？
　材料は車の解体屋さんで手に入るシートベルトがよいです。

今回はシートベルト２本で￥1.000でした。（相場より高いかも）
　以前、お客さんから相談や質問がありましたので
リペアの方法をご案内します。メーカー推奨ではありません。
現場からのお勧めです。

　ここ数年はこの方法で交換していますが、
いまのところ、交換後は破れたことがありません。
シートベルトはしなやかで、紫外線に強い素材で
できているようです。海水に対してはこれからわかるでしょう。


　ちょっと長めにベルトを作りました。シート本体と金属部品が
こすれないので、縁の部分が欠けたりはしません。
テンションはベロクロテープと２本のアジャストベルトで調整します。


　ドライバーや釘などを熱して、二つ折りにしたベルトに、
穴を開けます。このとき熱で溶けたベルトが
くっついてしまわないように注意します。
　このときは穴の位置が近すぎて失敗。金属部品と
シート本体が当たってしまいます。

＊切り口はほつれないように、
ライターであぶって末端処理をします。クライマーなら簡単。

＊もちろん火傷にも注意が必要。皮のグローブなどをします。
　クランプや洗濯バサミがあると便利です。
どれもホームセンターで数百円で手に入ります。


交換した黒いベルト。金属部品はベルトを溶着してあるので、
カッターなどで切り抜きます。
　ラジオペンチは黄色いほうが、取り外しと装着時に
内側になるボルトナットをしっかり固定できて
作業しやすいです。プライヤーなど使い慣れたものをどうぞ。

②へつづく。