回転椅子はパドリングマシン?その1 身体のひねりを意識する
- Category: 話半分コラム 道具 技術
- 2007年03月01日

回転椅子に座ります。床がつるつるしていて足は靴下を履きます。
パドルはなくてもかまいません。漕ぐまねをしてみます。
足を浮かせた状態でもやってみます。
海上では気がつかない、いくつかのことに気がつきます。
まず背もたれがあることにより漕ぎにくい、漕ぎやすいと感じる方。
これだけで、ベーステクニック以上のスクールで指摘される
上半身のひねりが出来ているかいないかが発見できます。
*身体張力や身体の軸を使うスポーツの経験のある方は
多分、最初から気がついています。
『上半身のひねり』は
JSCAで指導される場合はローテーション、
トルソ/torso・ローテーション(僕が漕ぎ始めた頃の10数年前に習った言葉)あるいは、
ボディー・ローテーションなどと呼ぶ場合があります。
左右を漕ぐたびに背中が背もたれと擦れて抵抗にならない方は
腕だけで漕いでいると気がつきます。
細かく言えば『腕の曲げ伸ばし』のみでカヤックを進めています。
これでは腕立て伏せをその場で続けているのと変りません。
腕立て伏せは連続で何回できますか?考えてみてください。
腕がパンプ(疲労)してしまうのは仕方がないことです。
腰から上の上半身のひねりができたと思ったら
海で確認してみてください。
またはお近くのシーカヤックスクールで正しくできているかどうか
インストラクターにお尋ね下さい。
何処にでもある回転椅子。このブログも座って見ていませんか。
続く