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空をみてヤバイと感じるとき その2


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天草下島西海岸 十三仏崎から望む妙見浦~鬼海が浦方面 遠景は富岡半島

 前回の続き


 どうして雲や風の現象が起きるのかは
そのメカニズムを体系的に勉強しないとわからないのでしょうね。

 僕の観天望気も限界があります。

正確に言えば、今の自分は海に出る回数が少なくて、
空を見て判断する回数が少なく、
その予想能力の範囲が狭いということです。

 いつも当日前後の天気図とMICSなどで情報を補充しながら海に出ます。
長いツーリングの場合は数週間前から天気図を観ています。

という前回の話でした。 


 3年漕ぎ暮らした三浦半島では
日々、海上保安庁の各灯台のデータをノートに書き取り、
季節ごとの風の数値的なパターンを覚えていました。

 出艇している日はそのデータとの差を体感する良い機会です。
続けることにより、三浦半島の何処でどのくらいの風が吹いているか、
この後どうなるかを想像しやすくなります。


 季節により伊豆半島方面を観察すれば参考になる場合がありましたが、
天草西海岸では対岸は中国なので、海しか見えません。
まだまだ東シナ海に包まれたフィールドの理解が足りません。

 朝6時半の予報と朝9時の実況が異なることは普通ですし、
現在の天気予報自体が『当たるも八卦、当たらぬも八卦』です。

 水平線の向こうから風が白波を蹴散らしながら、
やってくるのがわかったときは
すでに一歩手遅れです。

 海上では条件がきびしくなるほど、
将棋と同じで一手遅れた場合、次の手でおかしたミスは取り返しがつきません。
 歩いて帰れるならマシですが、
ミスの連鎖の入り口に立たされたり、高い代償を払わされることになるかもしれません。

 注意をはらい、全てのスキルと漕ぐ力をつけましょう。
漕ぎ続けることが大事ですし、力もついてきます。



 *このブログは時々、スクール中の質問に答える形で書いてます。
 内容も人から聞いた良い所だけ繋げた受け売りですので、
自分で確認してください。


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