短期予報解説資料1 2026年7月11日03時40分発表 気象庁
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- 2026年07月11日
気象庁
1.実況上の着目点
① 大型で強い台風第9号が先島諸島に接近しており、南西諸島では、非常に強い風を観測し、
海上は猛烈なしけとなり、雷を伴って激しい雨が降っている。
② ボッ海〜日本海~北日本には、500hPa 5820~5880mの正渦度帯がのび、日本海をトラフが東進。
トラフ前面の北海道の西海上で激しい雨を解析。
③ 500hPa 5940m付近の上層の高気圧が西日本~小笠原近海にあり、
地上では日本のはるか東の高気圧が北~西日本を覆っている。
2.主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点
① 1項①の台風第9号は、強い勢力を保ったまま、11日朝にかけて先島諸島に最接近する。
沖縄地方では11日は猛烈な風が吹いてうねりを伴う猛烈なしけとなり、
台風周辺の発達した対流雲がかかり雷を伴い非常に激しい雨や猛烈な雨が降って大雨となる所がある。
沖縄地方では11日は、暴風、高波、高潮、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒。
また、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意。奄美地方では11日は、高波に厳重に警戒し、
南西諸島では12日にかけて、高波に警戒。
東日本太平洋側では12日にかけて、西日本と南西諸島では13日にかけて、うねりを伴う高波に注意。
② 1項②のトラフは11日の日中に北日本を通過する他、
北日本には13日にかけて500hPa 5820~5880mの正渦度移流が続く。
下層には850hPa 336K以上の暖湿気が流入し、12日夜から13日にかけて地上の低気圧が津軽海峡から三陸沖へ進む。
北海道地方では12日にかけて長い期間、雷を伴って強い雨や激しい雨が降って大雨となる所があり、
12日~13日は低気圧の接近により雷を伴う激しい雨が東北地方や北陸地方にも広がる。
北日本では13日にかけて、東日本では13日は、低い土地の浸水、
河川の増水、土砂災害に注意・警戒し、落雷、竜巻などの激しい突風、降ひょうに注意。
③ 1項③の上層の高気圧はほとんど停滞し、本州付近では西日本を中心に
13日にかけて晴れて真夏日や猛暑日の所がある。熱中症などの健康管理に注意。
一方、2項②の低気圧の影響で12日から13日にかけては下層暖湿気が増加し、
日中の気温上昇や上空寒気の影響が加わり大気の状態が不安定となる。
東~西日本では13日にかけて、落雷、突風、急な強い雨に注意。
3.数値予報資料解釈上の留意点 総観場はGSMを基本、量的予想や降水分布はMSMやLFMも参考にする。
4.防災関連事項 [量的予報等] ① 雨量(06時からの24時間):沖縄250、東北100mm。
② 波浪(明日まで):沖縄13、奄美10、九州南部6、九州北部5、その他広い範囲で3~4m。
③ 高潮(明日まで):南西諸島では警報基準を超過する所がある。
5.全般気象解説情報発表の有無 「全般気象解説情報(台風第9号)」を5時頃に発表予定。
