携帯電話と覚悟と判断をするタイミングと。
- Category: 話半分コラム 道具 技術
- 2006年12月13日

スパルタン・マーメイドと不知火Ⅱ
『携帯電話はどこにあればよいですか?』
現在のところ、なにか理由がない限り、通常の講習ではハッチの中です。
スカートを空けなくても取り出せるPFDのポケットや
デッキのバンジーコードに挟んだりもするでしょう。
アンダー/デッキバッグや、デッキ下の棚にあるかもしれません。
セルフレスキューの時に邪魔になるなら背中のポッケに入れときますか?
市販の防水をうたうウエストポーチが本当に防水ならば
それに入れればよいでしょう。
どこに装備するかはケースバイケースですね。
緊急時に携帯電話で命が助かるなら、
これまでの数々の遭難は助かっているかもしれません。
素手で海に出る以上、肝に命じなければならないことはほかにもあります。
電話をかける前に安全なエリアに上がりたいですね。
そういえば、上陸ポイントに迎えに来てくれる人が
いたりするなら、アクアパックなどに入れて手元にあったほうがよいです。
GPSもあれば遭難時に素早い救助が可能なことは
シーカヤックアカデミーで受講された方はお分かりですね。
海上でハッチを空けることはご法度のようなものですから。
手元に電話があれば、上陸地点や時刻の変更時に素早く連絡できるし、
アマチュア無線をお持ちなら無線機でもよいですね。
電池が限られている場合は通信時刻を限ります。
毎日、何時0分~5分の間とか、何時間毎になど。
その前後の時間だけ電源を入れます。行程を相手が知っていることが前提です。
海でもおよその行動計画書があったほうがよいでしょう。
冬山登山の世界では基本です。