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短期予報解説資料1  2025年6月14日03時40分発表 気象庁


所見
雨雲レーダー通りに時々土砂降りと高湿度の南南西風が吹いている。
湿気は梅雨明けの石垣島 白保の朝のようだ。
熱帯起源の下層暖湿気(13日21時の名瀬の高層観測:925hPa θe 361K)
大気が不安定。

MICS四季咲岬灯台

2025/06/14 14:25 南 20 m
2025/06/14 06:25 南 14 m


長崎西海上
2025/06/14
今日
風:
南 30ノット(15メートル)
14日21時までに 南西 25ノット(13メートル)


天気: 曇時々雨 所により雷を伴い 所により霧
視程: 4海里(8キロ) 所により0.3海里(0.5キロ)以下
波: 2.5メートル 14日09時までに 4メートル

2025/06/14
明日
風: 南西 20ノット(10メートル)
天気: 曇 所により雷を伴い 所により霧
視程: 4海里(8キロ) 所により0.3海里(0.5キロ)以下
波: 3メートル

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2025年06月14日03時の実況

短期予報解説資料1 2025年6月14日03時40分発表
気象庁

1.実況上の着目点
① 500hPa 5820~5880mの強風軸に対応する前線が、東シナ海から西日本、日本の南を通り、
日本の東にのびている。
華中付近の熱帯低気圧は不明瞭化したが、
前線に向かって熱帯起源の下層暖湿気(13日21時の名瀬の高層観測:925hPa θe 361K)が流れ込み、
大気の状態が不安定。
前線近傍の対馬海峡付近では、激しい雨を解析し、西日本では雷を検知。

② 低気圧が、中国東北区を東北東進。

③ 高気圧が、日本の東を東へ移動。
①の前線や②の低気圧と高気圧との間で気圧の傾きが大きく、やや強い風や強い風が吹き、
波が高くしけている所がある。

④ 台風第1号がトンキン湾をゆっくり北上。

2.主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点

① 1項①の前線は、日本の南では次第に不明瞭化するが、東シナ海~朝鮮半島~日本海にのびて、
14日夜までに、前線上の日本海西部に低気圧が発生して東北東進する。
この低気圧は、15日夜にかけて津軽海峡付近へ進み、その後は不明瞭化するが、
別の低気圧が15日夜までに日本の東に発生して北東進する。

前線や低気圧に向かって熱帯起源の下層暖湿気(500m高度でθe 354K以上)が流れ込み、
大気の状態が非常に不安定となって、雷を伴い非常に激しい雨の降る所がある。
また、これまでの大雨の影響で地盤の緩んだ所があり、
少ない雨量でも土砂災害の危険度が高くなる可能性がある。

九州北部と九州南部では14日は、土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒。
東日本と南西諸島では15日にかけて、西日本では16日にかけて、
土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒し、落雷や突風、降ひょう、
局地的に竜巻などの激しい突風に注意。

② 1項②の低気圧は、14日夜にかけてアムール川下流付近へ進む。

③ 2項①②の前線や低気圧と1項③の高気圧との間で気圧の傾きが大きくなるため、
強い風が吹き、波が高くなり、しける所がある。
北日本では15日にかけて、南西諸島と西日本では16日にかけて、東日本では15~16日は、
強風や高波に注意。

④ 1項④の台風第1号は、15日夜までに華南へ進んで熱帯低気圧化し、その後は温帯低気圧に変わる。

3.数値予報資料解釈上の留意点 総観場はGSMを基本、量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。

4.防災関連事項 [量的予報等]
① 雨量(06時からの24時間):四国200、九州北部・九州南部180、
近畿・東海150、関東甲信・北陸120、中国100mm。

② 波浪(明日まで):九州北部4、その他広い範囲で3m。
③ 高潮(明日まで):大潮の時期。東~西日本では注意報基準を超過する所がある。

5.全般気象情報発表の有無 「大雨に関する全般気象情報」を、5時頃に発表予定


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