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ダンとボニー。レインフォレスト・カヤック・アドベンチャーズ


ボニー 
カナダのBC州。バンクーバー島の太平洋に面した、
美しく静かな港町トフィーノ。彼らが主催する
レインフォレスト・カヤック・アドベンチャーズはそこに事務所がある。

 ダンとボニーは二人で、近くの島に住んでいる。
島には水道も電気もきていないが、
全く問題はないらしい。以前ツーリングで小さな島の近くを通った時、
ボニーがこっそりと『ケンジ、私たちあの島に住んでいるの』と教えてくれた。

 彼らはトフィーノの事務所までカヤックで通勤している。
一度、ロングビーチのレストランで皆で食事した後、
ダンとボニーが真っ暗闇の海に漕ぎ出して
帰っていく様子を見送ったことがあるが、
彼らはごく普通にかえっていった。

 二人の姿をみてなんだかすごいなあと思うが、
考えてみれば彼らにとっては自然なことだ。
 ただ、それと同じまねは今の僕にはできないけれど。
近い将来それくらい自分のフィールドを身近なものにしたいと
思った。そう思うと自分の経験やフィールドに対する理解は
いつになっても不足していて、
満たされないなあということに気づかされる。

 http://www.rainforestkayak.com/

 
去年の早春にダンとその友人であるジョー、娘のジゼルの3人が
逗子の我が家に1週間ほど下宿してた時があったけれど、
残念ながらあまりダンたちと話す機会が無かった。
皆と一緒にカラオケにもいけなかった。
 *ジョーとジゼルのWEBサイトはこちら。
TVでの特集をごらんになった方が多いかもしれません。
http://www.tlaook.com/

 その時ダンたちはパタゴニア直営店でのスライドショー、
メインの日本企業、商社との交渉で忙しく東京を回っていた。
彼らの海と森を守るために、日本を訪れていた。
*彼らの活動についてはこちらをご覧ください。
 http://www.focs.ca/

 残念なことにレインフォレストの森は
横浜の新築現場でどこでも、カットされた木材として見られる。
隣の倉庫のビニルトタンのひさしを支える角材も
インターフォーのマークが入っている。
 *最近は、消費者からのクレームで2×4材のこのマークを
失くしたものに切り替わっている。

 日本企業が間接的に行っていることも
知っておいて欲しい。大量消費者は日本人なのだ。
 声高に自然保護を訴えるのではなく、
持続的で静かな自然保護なら、
誰にでも可能ではないだろうか。

 ジョーと二人でラガービールを飲みながら、
カナダの先住民族の作るカヌーと沖縄の
サバニの話をしたことが懐かしい。

 *トフィーノの町を紹介する素敵なサイト
http://www.tofinotime.com/main.htm

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