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人生初の予備パドル


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2分割。ニンバス/チヌーク エリート/フルカーボン 235センチ 1998年
当時¥46,000-だった。


 海上でステンレス製ジョイントピンのポッチボタン部分が千切れとんだ。
通常、海ではアンフェザーで漕いでるのでこのままでもよかったけれど、
 ウォーターフィールドカヤックス二人艇ジェミニの
スターンデッキから引き抜いたツアー用予備パドル
アクアバウンド スティングレイに持ち替える。

 30年近いシーカヤック人生で,
初めて海上で予備パドルを使った。
ダブル艇のスターンシートで、すぐに手が届くデッキにスペアパドルは必要だったのだ。
 知識として知っていたが、ついに、自分自身の身体で理解した。
予備パドルは必要。

 スペアパドルは『壊れてなければ、どれでも良い』が、わかった。
 昔、2本の組み合わせは細いブレードとメインパドル、
全く同じブレードサイズ、同じ長さのパドル、ただの2本目に買ったパドル、
いろいろ試した熱い時代があった。

 島に着いたら空いた穴に木でもはめて、
ダクトテープでまけば使える状況だったが、せっかくの機会なので。
これを逃せば、生涯予備パドルを使う機会は来ないかも知れないから。
 残りの人生で、カヤックで海に出るのは有限。

 積載に余裕があるならよいが、パドルのジョイントピンは持ち歩くものではなく、怪しい時は事前に替えたい。
バリーハッチと同じかも。
条件によるかもしれないが、他には削れない装備もあるだろうから。

 ただ、見た目で分かれば幸運なのだけど。
25年以上使ってなら仕方ない。

 経験してないこと、知らないこともいっぱいあるし、
この先も人生初の○○ってあるのだろう。
ワクワクが残っているってありがたい。

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