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アクシデントになる前に。 ノースショアデザイン/ショアライン・フェーゴ その4スケッグ 修理 漏水 水漏れ


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スケッグボックスの中 今回はこんな症状。白い輪の跡は外側のナットのため。

カヤックを倉庫の天井からとった2本のラッシングベルトでつるす。


バウ側を地面まで落とし、スターンを上げる。
(高さのコントロールが容易です。)
エポキシを流し込む時に水平を出す必要がある。


エポキシで面の、割れた部分を埋めていく。
 割り箸の先端を針状、平ヘラ状など大きさを変えて数本研いだものを用意する。

マスキングテープを巻いた内側のねじ型を引き抜いたとき、
割れた部分も剥離してしまい、ヘラでなんとか元に戻す。

 硬化時間が日陰で若干長く感じる。
といっても倉庫の中は暑い。35度くらい?
暑さで蚊がいないくらいです。


 割り箸で外側のプラスティック・ナットを挟んで面に仮に押し付ける。
ナットに向けて内側のねじを閉めこんでいく。
顔と右腕をスターンハッチに突っ込んでLEDヘッドランプで確認しながら
プライヤーで締めこむ。

ねじ山を握りつぶさないように神経を使う。
クビも腕も吊りそうで、暑い。
水洗/乾燥1日 作業一日 接着/乾燥1日 作業1日 
漏水チェック 接着のやり直し と行程は続く。

 以前、ウォーターフィールドでカナックのカップリング作業を見たことがあるけれど、大きな人は手が届きにくい。

 イギリス人は作るたびにこの作業をやっているのだろうか?
本当に職人さんには頭が下がります。

**千葉のZENさんのサイト
スケッグのメンテナンス
で同じようなトラブルの解説、
対処方法が載っています。
スケッグ艇オーナーは一度みてみてください。
http://zen.ms-n.com/ment/skeg.htm

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