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北西からの山越え気流によるフェーン現象の影響も加わり 短期予報解説資料1 2023年5月17日15時40分発表 気象庁


2.主要じょう乱の予想根拠と解説上の留意点

① 1 項②の高気圧は、18 日にかけて日本の南を東へ移動。
引き続き、本州付近は1 項②の高気圧圏内
となり晴れる所が多い。
高気圧の縁をまわり850hPa で平年より10℃前後高い暖気が流入するため、
18日日中も気温が高くなる所がある。

北西からの山越え気流によるフェーン現象の影響も加わり、


東~北日本の太平洋側では引き続き、猛暑日となる所がある見込み。
暑さに慣れていない時期のため、熱中症など体調管理に注意が必要。

② 1項④の前線は 18 日にかけて東シナ海を東進。
前線に向かって南シナ海や華南方面から北上してくる 850hPa θe345K 以上の暖湿気が流入するため、
南西諸島では大気の状態が不安定となる。
また、18 日朝には東シナ海で低気圧が発生し19 日にかけて九州付近へ進む。
低気圧や前線に向かって、引き続き850hPa θe345K 以上の暖湿気が西日本太平洋側を中心に流入するため、
雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨が降る所がある見込み。
南西諸島~西日本では18 日~19 日にかけて、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水、落雷や突風に注意。
南西諸島では竜巻などの激しい突風にも注意。

19 日は東日本太平洋側でも局地的に降水が強まる所がある見込み。
短時間強雨に留意。

③ 2 項①の高気圧と2 項②の低気圧や前線との間で気圧の傾きが大きくなるため、
北日本では18 日にかけて、西日本では 18 日~19 日にかけて、
東日本と南西諸島では 19 日にかけて風が強く、波が高くなりしける所がある。
強風や高波に注意。

3.数値予報資料解釈上の留意点 総観場は GSM 基本。量予想や降水分布、風は MSM や LFM も参考。

4.防災関連事項 [量的予報と根拠]
①大雨ポテンシャル(18 時からの 24 時間):九州北部 120、沖縄 100mm。
②波浪(明日まで):九州北部 4、北海道・東北・九州南部・奄美・沖縄 3m。

③高潮(明日まで):西日本で注意報基準を超える所がある。

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