NSD『ミストラル』 コーミングとデッキの剥離修理 ３日目
- Category: 話半分コラム 道具 技術
- 2006年08月23日
亀裂が入った部分。割れ目にエポキシを塗りこみます。
気温が高いので最初はとろとろと垂れます。
しかし、すぐに硬化が始まるので、あらかじめ作業手順を
考えてからとりかかってください。
１日目 患部を十分水洗いして干す。
２日目 コーミング内側をエポキシを浸透させつつ接着
３日目 コーミング外側を接着
以下 パドルコーストより修理の案内。
肝心な内容が抜けていることがありますので、
必ずお尋ねください。
修理の前に、コーミングがどうやって取り付けてあるかですが、
デッキ、コーミングの立ち上がりの部分の隙間に、
パテを充填して固定してあります。
作業は、デッキのコーミングとの接合部分にパテを塗り、
コーミングを押し込み、余分な部分のパテを取り除き、
また、コーミングの裏側のパテをきれいにならして、
マスキングテープなどで固定し、硬化させます。
硬化したら、きれいに削り、仕上げます。
修理方法は下記２通りです。
割れている部分が小さいので、コーミングをはずすのは、
非常に大変です。
簡単な方法でやってみてください。
１．簡単な方法
割れ目をエポキシで埋めてしまいます。
（エポキシよりも、ビニルエステルのパテの方が良い。）
１）割れているだろうと思われる部分をサンディングして、表面を荒らします。
＊割れた破片をとり、カッターでエポキシがしみこみやすいように
割れ目を気持ち削ります。
２）サンディングした部分に、エポキシを塗ります。
塗る部分をマスキングテープで囲ってから行うと、きたなくならずに済みま
す。
２．ちゃんとなおします。
コーミングをはずし、着けなおします。
１）シートをはずす。
２）コーミングをはずす。
裏側からパテをある程度削り取ります。
小槌で叩いて、パテを割りながらはずしていきます。
３）パテを取る。
コーミングが外れたら、コーミング、デッキの接合部分に残っているパテを取ります。
４）コーミングを取り付ける。
コーミングとデッキの接合部分にパテを塗り、接合して仮留めします。
５）仕上げる
パテが固まったら、仕上げます。
注意 ブログでは肝心な内容が抜けていますので、必ずやる前に
メーカーかシーカヤック専門店にお尋ねください。
＊ナダカヤックスはノースショアデザイン/パドルコーストの正規取り扱い店です。