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水野式エイダー あぶみ 縄梯子?  セルフレスキューをサポートする道具を作ってみた。


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携帯しやすいか?どこに装着するか?使用は迅速に可能か?
ロープはパドルシャフトに結ぶのか?
カヤックのどこかに結ぶか?
ステップが浮くか?浮いた方が良いのか、半沈か?
幅は大きいほうが良いのか?
(2段目 長いとパイプが曲がる。1段目と同じでよいかも。)
3段がよいのか2段がよいのか?



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若い頃で、運が良ければ、岸までカヤックを押して泳げるかもしれない。
だけど、それから30年過ぎて、体力も判断力も落ちて
成功率も下がっているかもしれない。
 再乗艇の練習をやるのは最初だけ、というカヤッカーも少なくないのでは。

実戦でエイダー、縄梯子、試してみ見てください。
簡単にできると思っていたことが、難しくなっていることもあります。
以前、還暦少年のお客様に問われた、
『全力疾走、どのくらいできますか?』を思い出す。


いま、現場で自分で検証してみる良い機会です。
毎週、毎月海に出ていても意外と
わざわざ冷たくなった季節にやってないことかもしれない。

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水野さんがパドルフロート セルフレスキュー用に
エイダーを作ったから
再乗艇で試してよ~と頼まれ、やってみた。
スクールでお客様に頼もうかと思いましたが、自分でやってみました。

 *自分でやると、何も使わなくてもよいくらいのことなので、
できれば全く初めての体験になる方に試したかったけれど。
実際にどうなのか?それを観察してみたかったです。



*ちなみにシーカヤックガイドが装備している、
ノースウォーター、サラマンダー、パームなどのトーラインをウエストベルトを外して
パドルに通したりして、
同じようにボートに乗り込む際のレスキューのサポートに使えます。
 これは、水温がとびっきり低い状況で『2度目がトライがない』とか、
ボートに対して小柄すぎるゲスト、大柄で体重が重すぎなゲスト、
握力や腕力に自信がない方にも適している。


あぶみの取り付けひもは
パドルではなくて、レスキューストラップの根元にひもを通すと具合が良い。
パドルに通すと、体重がかかった瞬間、シャフトをすべって移動する。

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アルパインクライミング、人工登攀で使うテープアブミ、
エイダーと使い方は同じ。
膝を上段に巻き込んで下段ステップを踏みこむと力が入る。

 頭の飛んだリングボルトが連打されている、
2ピッチ目A2の嫌な記憶も思い出す。
頭が飛んだリングボルトにかけて使うダブルーンとか、
昔は口の中が苦くなるような変態的なギヤがありました。


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こうしたらよい、というより、みなさん体格もカヤックも異なるので、
自分に合ったやり方を身体で覚えてください。
自分でどうしたらよいか?考えるのが大事なのでは。


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YAKIMAのラッシングベルトを280センチに切ったもの
ただ、コーミングに回してかけるだけ。

*現場検証では淡水ですけど、海ではバックルが錆びるので、
ニフコなどのプラスティックバックルを使います。
以前はプレイボートに金属バックルを
いくつも使っているメーカーが多くて、重いし、錆びて困りました。
なので、ジャクソンを長年愛用しています。



右足でベルトに踏み込み、上体がカヤックのデッキのうえに上がったら、
左足に踏みかえて安定しつつ、コックピットに乗り移る 。
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同じようなプラスティックバックル付きの調整式テープスリングが、
NWからも出ている。
 適当に自分で好きな幅、好きな長さ、ロープで作れますよ。


Rescue Stirrup


U-Link Contact Tow





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