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2020/07/23 黄海のこの場所で


前回と同じパターン。スピードが遅く影響が長い。
大陸では低気圧の前後に二つの高気圧の風のポンプ効果に、
太平洋高気圧から水蒸気が継続供給、
3日後、25日土曜日になっても、低気圧が対馬周辺にある予想。

西から東へ流れる偏西風 
その蛇行と寒冷渦
大きな大陸が海洋に接する場所。
朝鮮半島の東側、西側。
冬季に暴力的な嵐を呼ぶ二つ玉低気圧の生まれる場所。
気候変動により、夏も嵐を生む場所になりつつある。
 すでに、梅雨ではなく、雨季への変化の端境期なのかもしれない。


大雨と雷及び突風に関する全般気象情報 第2号
令和2年7月23日04時44分 気象庁予報部発表


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短期予報解説資料1 2020年7月23日03時40分発表
気象庁 予報部

2.主要じょう乱の予想根拠と
解説上の留意点

① 太平洋高気圧は日本のはるか東で次第に勢力を強め、
24 日は500hPa5880m の等高度線が東日本の太平洋側まで北上。
1 項①のトラフは深まりながら黄海を東進、
24 日は太平洋高気圧が日本の東から日本の南に張り出すため
500hPa の流れは黄海~東シナ海で大きく蛇行、
トラフは次第に上空の流れから切離されて寒冷渦となって動きが遅くなり、
24 日夜に朝鮮半島付近に進む。

梅雨前線は500hPa5820m付近の正渦度移流に対応して
24 日にかけて西日本~東日本に停滞、
トラフや寒冷渦に対応して前線上の低気圧が黄海に進み、
寒冷前線が24 日夜に九州北部に達する。
前線に向かって850hPaθe345K 以上の下層暖湿気が流入、
西日本から東日本の広い範囲で24 日にかけて、
大気の状態が非常に不安定となり、
雷を伴った激しい雨の降る所がある。

特に24 日は、寒冷前線が接近・通過する九州を中心に対流
雲が発達、
雷を伴った非常に激しい雨が降り、大雨となる所がある。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒、落雷や竜巻などの激しい突風、
降ひょうに注意。
また、前線や低気圧周辺では気圧の傾きが大きくなり、
風が強く吹いて波が高くなる所がある。
九州北部地方を中心に24 日は強風や高波に注意。
その後も、寒冷渦は動きの遅い状態が続き、
対応して梅雨前線が九州付近に停滞す状況が続くため、
九州や四国地方を中心に降水が長時間継続して総雨量が多くなるおそれがある。

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長崎海上気象
22日21時観測 22日23時25分発表

海上風警報  済州島西海上 長崎西海上
海上濃霧警報  済州島西海上 長崎西海上

発達中の低 1000 北緯35度 東経118度 東北東
20ノット(35キロ)
停滞前線が 北緯31度 東経108度 から 北緯32度 東経114度
北緯35度 東経118度 北緯33度 東経125度 北緯35度
東経132度 北緯34度 東経137度 北緯36度 東経140度
北緯35度 東経145度 にのびる

済州島西海上では 南の風が次第に強まり 23日09時までに
最大風速は 30ノット(15メートル) に達する見込み

長崎西海上では 南西の風が次第に強まり 23日21時までに
最大風速は 30ノット(15メートル) に達する見込み

済州島西海上では 所々で濃い霧のため見通しが悪く 視程は
0.3海里(0.5キロ)以下

長崎西海上では 所々で濃い霧のため見通しが悪く 視程は
0.3海里(0.5キロ)以下 23日21時までに
次第に良くなる見込み

この警報の対象期間は 23日21時までです

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