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暴風と高波及び大雨に関する全般気象情報 第4号



null長崎海上気象


長崎海上気象
13日15時観測 13日19時00分発表

観測実況
13日15時
チェジュ 北西 11ノット 晴 1015ヘクトパスカル 13度 10海里
福江 北 14ノット 曇 1010ヘクトパスカル 12度 10海里
モッポ 北 18ノット 晴 1014ヘクトパスカル 11度 10海里

予報
長崎西海上
海上強風警報継続中
今日から明日
風  北 35ノット(18メートル) 14日15時までに
   15ノット(8メートル)
天気 晴時々曇
視程 5海里(10キロ)
波  5メートル 14日21時までに 2メートル

明後日
風  西 15日21時までに 南東 共に 15ノット(8メートル)
天気 曇時々晴
視程 5海里(10キロ)
波  1.5メートル
13日03時観測 13日07時00分発表

観測実況
13日03時
チェジュ 北 9ノット 晴 1011ヘクトパスカル 11度 10海里
福江 北 15ノット 晴 1006ヘクトパスカル 11度 10海里
モッポ 北北東 6ノット 快晴 1012ヘクトパスカル 7度 10海里

予報
長崎西海上
海上強風警報継続中
今日
風  北 40ノット(20メートル) 13日21時までに
   30ノット(15メートル)
天気 晴時々曇 所により雷を伴う
視程 5海里(10キロ)
波  6メートル 13日15時までに 4メートル

明日
風  北 25ノット(13メートル) 14日15時までに 北西
   15ノット(8メートル)
天気 晴
視程 5海里(10キロ)
波  4メートル 14日21時までに 1.5メートル




1.実況上の着目点

① 九州付近の500hPa5400m 付近には-30℃以下の寒気を伴った寒冷渦があって、東進。
寒冷渦に対応して、前線を伴った低気圧が四国の南にあって、ゆっくり北東進。
低気圧や前線に向かって、850hPaθe315K 以上の下層暖湿気が流入しており、
西日本から東日本の太平洋側を中心に発雷を多数、検知。

三重県では1時間に約120ミリの猛烈な雨を解析し、記録的短時間大雨情報を発表。
また、南西諸島から東日本では、風が強まっており、海上では非常に強い風が吹いて、しけとなっている所がある。

2.主要じょう乱の予想根拠と解説上の留意点

① 1 項①の寒冷渦は13 日夜にかけて、西日本から東日本の太平洋沿岸を東進し、
14 日は日本の東を北東進して、14 日夜に日本のはるか東に達する。
1 項①の前線を伴った低気圧は寒冷渦直下となって、動きが遅くなり、
13 日夜には伊豆諸島付近に進んで、不明瞭となる。

代わって、東海道沖の閉塞点上に新たに低気圧が発生し、
13 日朝にかけて、東日本太平洋側を北東進する。
14 日は日本の東を北東進し、14 日夜に日本のはるか東に達する。
13 日は、低気圧や前線に向かって850hPaθe315K 以上の下層暖湿気が流入、
寒冷渦に伴って上空500hPa には-24℃以下の寒気が流入するため、
西日本から東日本の広い範囲で大気の状態が非常に不安定となる。
東日本太平洋側では、閉塞点上に発生した低気圧の通過に伴って、
雷を伴った激しい雨が降り、局地的に猛烈な雨の降るおそれがある。

また、山陰地方では13 日夜にかけて、日本海から北風が吹き付けて降水が継続し、
山地を中心に降水量が多くなる。
東北地方の太平洋側では、低気圧北側の北東からの湿った空気が流入し、
激しい雨が降り、総降水量が多くなる所がある。
西日本、東日本や東北地方では13 日夜にかけて、土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、
河川の増水や氾濫に注意・警戒し、竜巻などの激しい突風や落雷、降ひょうに注意。

② 1 項①の低気圧や閉塞点上に発生する低気圧の影響で気圧の傾きが大きくなるため、
全国的に14 日にかけて、風が強まって波も高くなり、海上を中心に非常に強い風が吹いて、
大しけとなる所がある。

西日本は13 日夜にかけて、東日本や北日本は14 日にかけて、暴風や高波に警戒。

3.数値予報資料解釈上の留意点 総観場はGSM を基本、量予想や降水分布はMSM やLFM も参考。

4.防災関連事項 [量的予報と根拠]
① 大雨ポテンシャル(06 時からの24 時間):中国・東北 120、
東北・関東甲信・東海・近畿100mm
② 波浪(明日まで):伊豆諸島・小笠原7、東北・関東・東海・
中国・九州北部6、北陸・近畿・四国・九州南部・奄美5、北海道・沖縄4m。

5.全般気象情報発表の有無 「暴風と高波及び大雨に関する全般気象情報」を5 時頃発表予定。


暴風と高波及び大雨に関する全般気象情報 第4号

令和2年4月13日05時27分 気象庁予報部発表

(見出し)
発達した低気圧の影響で、西日本では13日に、東日本や東北地方では14
日にかけて非常に強い風が吹いて大荒れの天気となり、海上は大しけとなる
所がある見込みです。暴風や高波に警戒してください。また、西日本から東
北地方にかけて雷を伴った激しい雨や猛烈な雨が降り、大雨となるでしょう


(本文)
[気圧配置など]
 紀伊半島付近には前線を伴った低気圧があって、ゆっくり北東へ進んでいます。低気圧は、13日夜にかけて本州の太平洋側沿岸部を東へ進む見込みです。また、13日朝に別の低気圧が東日本の太平洋側沿岸部で発生して発達しながら北東へ進み、13日夜から14日にかけて日本の東を北東へ進む見込みです。
 西日本、東日本、東北地方では13日夜にかけて、低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となるでしょう。

[防災事項]
<暴風・高波>
 低気圧の発達に伴って風が強まり、西日本では13日に、東日本や東北地方では14日にかけて非常に強い風が吹いて、大しけとなる所がある見込みです。
 14日にかけて予想される最大風速(最大瞬間風速)は、
  東海地方、中国地方、四国地方、九州北部地方、九州南部
            25メートル(35メートル)
  東北地方、北陸地方
            23メートル(35メートル)
  関東甲信地方、伊豆諸島、近畿地方、奄美地方
            20メートル(30メートル)
です。
 14日にかけて、予想される波の高さは、
  伊豆諸島、小笠原諸島      
            7メートル
  東北地方、関東甲信地方、東海地方、中国地方、九州北部地方、奄美地方
            6メートル
  北陸地方、近畿地方、四国地方、九州南部            
            5メートル
です。
 暴風や高波に警戒してください。

<大雨・雷・突風>
 西日本から東日本、東北地方では13日夜にかけて、局地的に雷を伴った激しい雨や猛烈な雨が降り、大雨となる所があるでしょう。また13日は、竜巻などの激しい突風、降ひょうのおそれがあります。
 14日06時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
  東北地方、中国地方   120ミリ
  関東甲信地方、東海地方、近畿地方
              100ミリ
の見込みです。
 土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に注意・警戒してください。竜巻などの激しい突風や落雷にも注意が必要です。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。広範囲で降ひょうのおそれがあります。農作物や農業施設の管理にも注意してください。

[補足事項等]
 地元気象台の発表する警報や注意報、早期注意情報、気象情報等に留意してください。次の「暴風と高波及び大雨に関する全般気象情報」は13日17時頃に発表する予定です。

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