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これから2・3ラウンドを前に 大雨の根拠ついて


そもそも大雨の予報の根拠は、どこから来るのか不思議じゃないですか?


 時に噴火や地震も同時に起こったりすると、
事態はより深刻になるかもしれません。
 人災を抜いて、いままでは、
すべてスタンドアローンで複合災害はなかった気がする。
天変地異という言葉は、いつどこで生まれたのだろう。

地球気 専門気象情報 より


短期予報解説資料1 2019年6月30日15時40分発表
気象庁 予報部 より抜粋

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1.実況上の着目点
① 500hPa 5820m 付近の強風軸に沿って、
梅雨前線が日本の東
から本州付近を通って東シナ海にのびている。
前線上の日本海に低気圧があって、35kt[GW級]の勢力で東北東進。
低気圧や前線に向かって下層暖湿気が流入し、30 日9 時の高層観測では、
鹿児島、潮岬、輪島及び館野の各地点で850hPa のθe で350K 以上を観測


西日本から東日本及び東北地方では、大気の状態が不安定となり、
九州南部を中心に非常に激しい雨を観測。

② 1 項①の低気圧と太平洋高気圧との間で気圧の傾きが急になって、
西日本から東日本の太平洋側を中心に、15m/s 前後の強い風を観測。

③ 中国東北区~華北の500hPa 5700m~5760m にはトラフがあって、東進。

2.主要じょう乱の予想根拠と解説上の留意点

① 梅雨前線は7 月2 日にかけて東日本から西日本の太平洋側に停滞し、
前線に向かって、850hPa のθe で348K 以上の下層暖湿気の流入が続く。
特に、1 項③のトラフが1 日朝には黄海付近に進むほか、
太平洋高気圧の勢力もやや強まるため、西日本では中・下層風の収束が強まり、
九州北部地方や九州南部、四国地方では1 日午前中を中心に降水が強まって、
非常に激しい雨が降るおそれがある。
西日本から東日本では2 日にかけて、九州北部地方や九州南部を中心に、
土砂災害や河川の増水や氾濫、低い土地の浸水に厳重に警戒。
また、大気の状態が非常に不安定となるため、竜巻などの激しい突風や落雷にも注意。

② 1 項①の低気圧は前線と切離して、1 日朝には不明瞭となる。
低気圧と太平洋高気圧との間で気圧の傾きが急になるため、
東日本の太平洋側を中心に1 日にかけて強風や高波に注意。

3.数値予報資料解釈上の留意点

総観場はGSM を基本とする。なお、前線の位置についてはMSM を基本とする。

4.防災関連事項 [量的予報と根拠]
① 大雨ポテンシャル(18 時からの24 時間):九州北部250mm、九州南部・四国200mm、近畿150mm。

② 波浪(明日まで):関東・伊豆諸島・東海4m、北陸・近畿・四国3m。

5.全般気象情報発表の有無
「大雨と雷及び突風に関する全般気象情報」を17 時頃発表予定。

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