天草だより(おしらせBLOG) > 話半分コラム 道具 技術

CAPE2500J/kg 以上となり大気の状態が非常に不安定。


CAPE2500J/kg 以上となり大気の状態が非常に不安定。

短期予報解説資料1 2019年6月21日15時40分発表
気象庁 予報部 より抜粋

2.主要じょう乱の予想根拠と解説上の留意点

① 1 項①の前線は23 日朝にかけて奄美地方に停滞。
前線に向かって1 項①の下層暖湿気が流入し、
局地的にはCAPE2500J/kg 以上となり大気の状態が非常に不安定。
奄美地方は23 日にかけて雷を伴った非常に激しい雨が降り、
局地的に猛烈な雨の降るおそれがある
。総雨量が多くなり大雨となる見込み。

土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に警戒・注意し、
竜巻などの激しい突風や落雷に注意。

② 1 項②の寒冷渦は22 日朝にかけて沿海州にほとんど停滞。
その後、次第に寒冷渦は不明瞭となり、
1 項②の沿海州の低気圧も21 日夜以降日本海北部で不明瞭となるが、
23 日にかけて日本海に500hPa5700m 以下の深いトラフが残る。
23 日にかけて北日本には500hPa-12℃以下の寒気が流入し
-15℃以下となる所もある。
また、1 項③のトラフは22 日朝にかけて東日本や東北地方まで東進し、22 日朝にかけて
西日本から東日本の500hPa は-9~-12℃以下で平年より3℃前後低い状態となる。
1 項③の日本海西部の低気圧は、22 日夜にかけて日本海中部を東北東進し、
その後、不明瞭となる。

日本海の2 つの低気圧に向かって1 項②及び1 項③の下層暖湿気の流入が続く。
日中の昇温の影響も加わるため、
22 日にかけて西日本から北日本では大気の状態が午後を中心に不安定となる。
土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に警戒・注意し、
落雷や突風、降ひょう、短時間強雨に注意。

3.数値予報資料解釈上の留意点 総観場はGSM を基本とし、
量予想、降水分布はMSM も参考とする。

4.防災関連事項 [量的予報と根拠] ① 大雨ポテンシャル(18時からの24時間):奄美180、四国100mm。

2 項の短時間強雨にも注意。
② 波浪(明日まで):伊豆諸島4m。
5.全般気象情報発表の有無 発表予定なし。

Add Comment

このアイテムは閲覧専用です。コメントの投稿、投票はできません。